【質問】
今現在、輸出商社と数年の関係があるのですが、思うような数量ではないので御社にルート開拓をお願いしたいと思います。その様なケースでもご相談出来ますか?
【答え】
相談を頂く事は勿論可能です。
ただし、今現在の流通でケース数が出ない理由を自分なりに分析してから、ご相談頂ければと思います。
『A社に頼んでうまくいかないから、気軽にB社に移行・・・、』
きっとこの様な動きをしていても、思うような結果は望めないと思います。
味、香り、価格、パッケージ、仕事のスムーズさ、姿勢、考え方、etc…様々な要因があってビジネスは成り立ち、リピートしているはずです。あいまいな理由から弊社にも声をかけても進展はないと思いますので、現状の分析を先にされる事をお勧めします。
また、既存のお付き合いのある会社とも問題ないか?等の話をする事をお勧めします。
【質問】
『弊社の商品に興味がある』という海外からの引き合いがきています。輸出業務の代行をお願い出来ますか?
【答え】
もしも輸出者の名義が蔵元さまである場合は、大変申し訳ありませんが、対応を致しておりません。
弊社は『輸出者』として、海外の輸入業者と直接のやり取りをしておりますので、その形であれば問題なく対応させて頂きます。
ですので、
日本国内の取引としては、『蔵元と弊社』、
海外との取引としては、『弊社と輸入業者』
の形でのプロジェクトを展開しております。
どうしても御社で輸出業務を行いたいと希望し、実務のコンサルを依頼したいと言う場合は、コンサルティングという形で最初の発送業務の進め方を一緒に行う事はしております。この場合は、最終的に御社の担当者が2回目以降の実務を行う事となります。おおよその目安として3ヶ月間のコンサルティング期間で50万円~をお考え下さい。
【質問】
自社のホームページに英語での紹介ページを設けたいのですが、依頼する事は出来ますか?
【答え】
相談を頂く事は勿論可能ですが、あまりお勧めしません。
英語のコンテンツを作るのに、外部の手を必要とされている時点で、もしも出来上がったホームページから英語のメール、または直接の電話相談がきた際に、担当者は対応を出来ないだろうと思うからです。せっかく費用をかけて作成したページでも、実務レベルで対応する方がいないのであれば、勿体無いですよね。
そんな事は気にせず、とにかく作成したい・・・という場合は、お考えのビジョンをお知らせ下さい。最終的に海外のネイティブのライターに編集させたコンテンツをお渡しいたします。
【質問】
今度、海外バイヤーとの商談が地元であるのですが、その準備・当日の対応・商談会後の対応をお願いする事はできますか?
【答え】
ご希望であれば、勿論コンサルティングは可能です。
ただし、弊社がコンサルで入ったからといって、100%商談会での成約が見込める訳ではないという事を事前にご理解頂ければと思います。
(理由1) 弊社は商品の味については、一切の口出しを致しません。
(理由2) 英語が理解できる人間がその場に居たからといって、成約する物でもございません。
(理由3) 弊社の意見=100%輸入者の意見という訳でもございません。
■ 業務内容として、例えば、USP作りを商談会前の事前準備で行います。
- 蔵の歴史がOOO年ある
- 山田錦をOO%精米している
- 名水100選の水を使用している
- OO杜氏がいる
- OOという品評会で金賞を受賞している
- OOという地域なので、酒造りの歴史がある
この様な、他の蔵元もウリとしているUSPを掲げても、海外の輸入者からしてみれば、殆ど説得力はありません。米の名前や、精米歩合も気にしませんし、他者と比べて同じようなUSPであれば、魅力的でもありません。ですので、まずはオリジナルのUSP作りを一緒に考えるコンサルを行います。
【質問】
うちのお酒が海外で売れるか興味があるのですが、どうでしょうか?
【答え】
まずは、海外といってもどの国をお考えなのか、
また、どの様なビジョンをお持ちかお知らせ下さい。
その他、一度弊社の方で試飲が出来れば、より具体的なフィードバックをお答えできると思います。
弊社がやり取りをしている海外の輸入業者(インポーター)も、新しいラインナップを充実させていく事に興味がありますので、サンプルを送ってみて現地でテイスティングを行ってもらい、そのフィードバックをお知らせする事も可能です。まずは、海外の業者に味見をしてもらう事が、最初のステップになると思いますので、そこから一緒に始めませんか。
【質問】
商品の名前、ネーミングを一緒に考えていただく事はできますか?
【答え】
これは、海外で販売していきたい酒造メーカーさまには力を入れて頂きたい分野です。といいますのも、日本国内の名前を広げようと思っても、海外では難しいからです。特に漢字でかかれた名前は、英語圏の国の人々には意味が分かりません。ですので、元々の商品を思わせる、現地の言葉でのネーミングが非常に重要となってきます。ネーミングは、インポーターとも連携して決めていく事が、後々のポイントとなってくるので、蔵元、輸出エージェント、インポーターの3社で一緒に考えていくのが好ましいと思います。
【質問】
製品のラベル登録や、分析の提出、製造工程表などの提出も相談できますか?
【答え】
こういった書類や、登録作業が進まなければ実際の貿易実務は出来ませんよね。多言語で必要事項を読むと、何が何だか分からない・・・とうのお悩みも多いと思います。また、どの順番でステップを踏んでいけば良いのか?等も難しくて分からないと思います。こういった作業は、自社だけで悩み続けるのではなく、相談して解決していくと効率的だと思います。積極的な姿勢でサポートをしたいと思いますので、お気軽にご相談下さい。
【質問】
商談会、展示会に参加しようと思うのですが、そういった時のサポートもしてもらえますか?
【答え】
そのイベントの趣旨をまずお伝えしていただければ、どんなサポートが出来るかお応えできると思います。結果を求めるのであれば、出展する場や、タイミングも大事になってくると思いますので、コストや労力を無駄にしない為にも相談をしながら進めるのがポイントだと思います。
結局はインポーターとの顔合わせの場ですので、その際にどの様な準備をして出展するのか?がポイントですし、その後のフォローアップも重要です。一連の流れを一緒に構築していければ、充実した商談会となるのではないでしょうか。
【質問】
海外市場向けのダンボールを作ろうと思うのですが、どんな内容を載せた方がいいのか等の相談も出来ますか?
【答え】
実は、ダンボールは国際物流の現場、現地での流通の際にとても重要です。インポーターの倉庫内では、分かりやすい・見やすい箱が求められています。物凄い数の箱が並んでいる倉庫ですので当然ですよね。また、流通をスムーズに行うために、バーコードでの管理を行っている輸入業者さんが多いので、現地で使われるバーコードのフォーマットを知る必要があります。その他に、場合によってはインポーターの指定する数字を盛り込む必要があったりもします。貿易実務をしていると出てくる話ですので、お気軽にご相談下さい。
【質問】
商品のラインナップ追加のコミュニケーションもやってもらえますか?
【答え】
出来れば蔵元さんもボトリングした酒を多く出荷したいですよね。コンテナのスペースに余裕がありそうであれば、そのスペースに商品を追加で足してもらいたいとお考えになることもあると思います。
こういった要望にも出来るだけお応えできるように、現地のインポーターとのやり取りをいたします。ただし、こちらから買って欲しいと印象付けると、「価格を下げれば考えるよ・・・」となる場合もあるので、そうならないように交渉を進める必要があると思います。その辺を含めて一緒に方向性を決めていければと思います。
【質問】
現地から各種の証明書を求められたらどうすればいいですか?
【答え】
例えば、アジア向けに輸出をする際は、原産地証明書や場合によっては成分分析表を求められる時もあると思います。では、それは誰のコストになるのか?原産地証明書がなくても日本の港から酒を輸出する事は可能です。必要とするのは、輸入時の話です。
FOB条件で考えた時、こういった輸入者側で必要となってくる書類にかかるコストは当然輸入者側が負担するべきと考えます。
ただし、証明書を取得するに当たっての労力・時間というのは、輸出者・蔵元でサポートするのが好ましいと考えます。ですので、プロジェクトを進めていく上で、各種の書類の申請が必要な際は、3社で一緒に動いていければ、お互いにフェアだと考えております。
【質問】
商談会で知り合った輸入会社にアプローチをかけたいのですが、ご相談できますか?
【答え】
具体的に商談の時の様子等をお知らせ頂ければ、コンサルをするのが良いか、悪いか?の判断が出来ます。
実は、この様な相談の数は結構多く頂くのですが、なかなか形にならないケースも多いと感じています。例えば、「その商談を終えてから、どの位の期間がたっているのか?」と聞くと、1ヶ月、2ヶ月は経っています・・・。という答えを頂く事があります。その状態から、「その後どうですか?」とアプローチをした所で、反応は薄いと考えています。輸入会社の立場で考えれば、商談会で本当に自分が輸入してみたい商品を見つけたのであれば、直ぐに何らかのアクションが起きるのが当然ですよね。それが1、2ヶ月経っても無かったという事は、今からアプローチをかけても、形にするのは難しいのでは?と考えます。むしろ、次回開催される別の商談会に向けての戦略を練ったり、フォローアップを考える方が実りがあるコンサルティングになるかと思います。商談会を通じての輸入会社探しは、今後何度もチャンスはあると思うので、次回以降の取り組む姿勢を戦略的にするのは、重要な事ではないでしょうか。