シンガポールへの日本酒の輸出に向けて…

羽田からNYのJFK空港まで12時間もあるので、

機内で近々シンガポール出すコンテナの書類を作成しました。

 

 

エクセル・・・。

使いこなせる人には、素晴らしいプログラムでも

普段そんなに使用しない人には、ちょっとした事が出来ないので大変ですね。

 

今までは、ADOBEのACROBATで書類を作成する事が多かったのですが、

EXCELに移行した方が良さそうなので、EXCELで全部作ろうと思います。

 

今回のコンテナは、蔵の数と、商品ラインナップの数が多いので

書類作成は、かなり神経を使います・・。

 

横浜の事務所を離れて、アメリカから船会社や蔵元とやり取りが必要になるので

今回のプロジェクトはちょっと思い出に残りそうです。

 

今回のトリップの次は12月にシンガポールへ行きたいと思っているので、

ここでバシっと仕事をして、スッキリした気持ちで現地入りしたいですね。

 

今年は1年がとっても長いな~と思いながらも、

それでも時間が足りない!!

と感じます。

 

もっと積極的に動き回って世界数カ国と常々仕事をしてたいですね。

それでは!

海外バイヤーと商談はしたけど・・・

「海外バイヤーの名刺はゲットした!あとは・・・」

 

実は最近多いご相談です。

  • 組合などがセットアップしてくれた海外バイヤーとの商談会に参加した
  • インポーターが見つかれば・・・・という思いで大金を払い海外の試飲会に参加した

でも・・・。

 

結果が出ない。

 

実はこのように悩まれている蔵元さんは、かなり多いです。

毎月何件もの相談を頂き、実際に会って話を聞く事もしばしば。

 

でも共通する事は1つだけです。

 

「得意な分野は自分達で行い、苦手分野は任せれば良い」

ただそれだけの事です。

 

でも、残念な事もあります。

「売上UPをして、会社の収益を上げたいのに、投資はしたがらない・・・」

 

LOW RISK, HIGH RETURN

を狙っている事に気づかない・・・。

 

そんな事でうまくいくなら、1200近くある蔵元さん、全員がうまくいっています。

 

ちなみに今現在は2012年の、もう年末近くな訳です。

今日現在、輸出で悩んでいる時点で後発組みなのは明確。

 

後発なのに、攻めの姿勢がない方は芽が出るでしょうか?

 

 

そもそも、市場のポジションを考えれば簡単に分けることが出来ます。

(1) ローカル

(2) 県外市場・都市部など

(3) 海外

 

この3つのポジショニングを考えた時に、自社の強い所はどこか?

強いと思っていても、他社と比べてどのくらい強いのか?

を考える必要がある。

 

都市部と考えた時は、どの流通網か?

Shopか、Restaurantか?

 

海外市場は?

ほぼ0に近い状態だからやりたいのか?

うまく行っているから、更に強化したいのか?

 

 

もしも海外進出を考えた際に、

「ほぼ0に近いからTRYしたいんだ!」

と考えているなら、かなり・・・・、そう、かなり戦略的に行動しないと

先駆者達には追いつく事は難しいと思う。

 

自分が狙っている目標輸出ケース数はどの位なのか?

年間100ケース程度なのか?1000ケースを狙っているのか?

 

その目標を達成するには、どうすれば近づくのか?

ってのがポイント。

 

 

海外バイヤーと何度か商談をしても、結果が出ないなら

早くやり方を変えないと、ビジネスチャンスを無駄にしているだけ。

 

自分達でどうしようもないなら、早くその分野で長けている人に任せれば良いと

判断するのは、経営者なら当然の事。

この判断と行動力をパパっと出来ないのは、明らかにミス。

 

海外市場担当者を雇うのは、どこの会社でも大変なんだから、

うまく連携できる所を開拓すれば問題は解決する。

 

そう、こうやって問題を解決するには

頭を使って、行動するだけ。

後は、中途半端に動かず、ガッツリ動けば結果は出やすい。

 

今動かずに、いつ動こうとしているのか?

相談を聞いていると、「勿体無いな~」と思うことだらけだ・・・。

日本酒が海外で売れるようになるには…

Yoshi, I like this one…

 

鎌倉への帰りの電車の中で、こんな一行のメールが届いた。

「これが良い」

と言っている。

 

一体何の事か?

 

実は、次回以降のコンテナに増やす銘柄のフロントラベルのModify案についてだ・・・。

事務所を出る直前に、メールで

「Which one do you want to pick out of these labels?」

と選択を促した。

 

数ヶ月前からインポーターとネーミングを考え、そして蔵元さんのご協力も頂き、

このプロジェクトを進めている。。。

途中何個かハードルが出てきたりもしたが、ようやくここまで来た。

 

やり手デザイナーの岡崎さんのお陰で、

インポーターを納得させるラベル案が出来た事は本当に嬉しい。

いつも素晴らしい提案をしてくれる。

 

「人は見た目で9割の情報を得る」

これはマーケッターなら誰もが知っている話だ。

つまり、どう見えるか?かが売上を大きく左右する。

 

本当に売りたいなら、仕掛けないと放置していても売れることはない。

商品を市場でリリースするまでに、Step by Stepで準備し、形になる。

 

輸出ビジネスで僕が一番重要と思うポイント。

それは、、、、

「これ欲しい」

と相手に言わせること。

 

凄い単純。

でもそんなに簡単ではない。

 

特にPremium Sakeのように、現地に行けば日本の小売価格の何倍もの値段になってしまう商品は、

ハッキリ言って「安い買い物」って訳ではない。

ビールやワイン、現地生産のSakeに比べても価格は高い訳だ。。。

 

店の商品棚に1本分のスペースをとってもらうのは、容易ではないし、

その限られたスペースで「売れるアイテム」でなければ輸出する意味がない。

 

Competitiveな市場の中でも、売れて、リピートさせるには、

それなりに仕掛けが必要って訳。

 

そういうのを、0の段階から複数の人間で一緒に進めていくプロセスは、

かなり貴重で、遣り甲斐もある。

 

自分達で知恵を絞って、そして形にしていき、

地球の裏側の市場にリリースする工程を生々しく毎日やっている。

 

そのプロセスを経て1本でも売れた時は、感動的なのは当然・・・。

 

さあ、このラベル案を蔵元さんにも見てもらい、

OKが出るかどうか!?

明日はそこからスタートだ。

Old news, pointless…

Yoshi,

These awards are from 2005 and 2006, and hence are meaningless today.

Old news and worthless….

 

 

Ah! なるほど。

海外のインポーターの目線は、やはり新鮮だ。

 

輸出した酒の販促活動に使う情報をインポーターが求めている。

蔵元さんにも「何か受賞した賞状などはありますか?」と聞き、

スキャンして10枚近く送って頂いた。

 

んで、全部現地に賞状を添付して送ってみた。

一瞬で返ってきたメールが上記の内容だ。

 

2005年や2009年、2010などの賞状があった。2012はまだない・・・。

この賞状を見たインポーターは、

「ハッキリ言って使えね~!」

とバッサリ。

 

今日、国内の酒の小売店に行っても

○○年、金賞受賞!とか書いてある日本酒は多い。

○○年が、今年じゃないと「古い!意味がない!」と思う人もいるって事か。

でも、確かに・・・。

数年前に賞を取ったからといって、今現在ボトルに入っている商品が当時の物ではない。

 

海外の人ってのは、本当にストレート。

日本人のようにオブラートに包むなんてのは無い。

 

グサってくる話もかなり多いけど、

でも大体筋が通っている・・・。

 

日本では当たり前に聞く話や、見る事でも

海外に行けば受け入れられない事も多い。

 

勿論、日本国内で色々なコンペはあるが、

殆どが海外で使えない情報となる・・・。

そのコンペ事態が海外では認知されていないから・・・。

 

となると、海外マーケットでも使えるコンペは限られてくる。

でも、コンペ開催者に誰がからんでいるのか?

って考えると、ちょっとDeepな話になりそうだ。

 

Anyway,

この話を整理しても分かる通り、

過去の話より今日の話、未来の話に興味を持っているって事。

 

それらを証明できるようになるには、「行動を起こす」以外ない。

○○受賞!

って言いたいなら、出品するのが手っ取り早いって事か。

空輸はコスト高だけど、どう活用するかがポイント

「うちの輸出マーケティング担当者と会いませんか?」

 

こんな話を少し前に頂いた・・。

 

相手は1年ぐらいにお会いし、その後何度も見積もり等の依頼をさせて頂いている会社さん。

近々発送する3ケース分のサンプル輸送をお願いする会社だ。

 

わざわざそのFreight Companyから2人の担当者が横浜に来てくださった。

駅前のシェラトンホテルのラウンジで1時間半ほど情報交換をさせて頂いた。

 

空輸と言えば、「サンプル発送に欠かせない」貿易実務上大事なポイント。

今までの経験上1箱(25kg以下)なら○○○○○が一番コストパフォーマンスが良い。

ただし、それ以上の個数となると、別の手段の方が格段にコスト削減になる。

場合によっては半額以下。

年間を通して何箱も送る僕としては、一番効率の良い業者さんを探さないといけない・・・。

 

そして今回、1つ良いことを聞かせていただいた。

「○○Kg以上なら、コストを安く抑える事が出来る、○○kgという数字を知れた事。」

今後のサンプル発送や少量ボリュームの輸出の際にとても参考になった。

 

その他に勉強になったのは、

「Freight Companyに寄せられる蔵元さんからの質問事項・・・」

 

たまに質問がくるらしい。

そういう誰かの困っている話は、自社のサービス向上に直結するので、とても参考になった。

 

こうして、仕事をお願いする方と情報交換が出来ると、

相手への信頼度が、グンとUPする。

 

なので、今後バッシバシ送る各国へのサンプル発送を是非お願いしたいと思った。

 

 

何より、近々発送する3箱のサンプルは、物凄く低価格で輸出する事が出来る。

それは、インポーターの協力も頂く事で可能となる。

ちょっとした事なのだが、相手にも協力して頂ければ、輸送コストは大幅に削減する事が出来る。

 

そして、打ち合わせの帰り道に現地のCustom Brokerへ連絡を取った・・・。

一瞬で返事が返ってきて、Custom Brokerの協力も得れる事となった。

 

貿易実務は、やり方によって大幅に効率が上がる事を実感でき

またひとつ成長した気がする。

 

日々勉強で楽しい。

11月20日のテイスティングイベントに向けて、よりいっそう気合が入った一日だった。

 

明日はアジア3カ国のインポーターと色々やり取りをしようと思う。

海外視察がより行きやすくなる、賢いチケットの買い方はある?

「海外サイトから航空券を買うと安いのか?」

 

こんな事が気になったので、早速調べてみました。

調査開始第一弾として、日本国内のHISさんに電話をして値段を確認。

 

今回僕が探しているチケットは・・・、

行き:Haneda-Newark

帰り:Tampa-Haneda

の条件。

 

HISさんが電話で親切に教えてくれた価格は、130,620円/1人。

 

正直、「ま~その位するんだろうな・・・」

という価格。普通・・・という感じでしょうか。

 

 

で、早速海外サイトを利用して調査開始

http://www.ebookers.com/

というサイトで調べると、日本国内で調べた内容(同じ便、時間)でも約3万円も安い事が分かりました。今回は、2名でのトラベルなので、約6万円の差が出そうです。で、予定としてはNY-VA-FLの3つの州を遠征するので、差額分をアメリカ国内のチケット代に当てる事が出来ると、お得かもしれませんね・・・。

 

 

 

次に、別のウェブサービスでも調べて見ました。

http://www.skyscanner.jp/

 

こちらですと、Newark到着、Tampa発の調査方法がよく分からなかったので、

Haneda-Newark

Newark-Haneda

の価格を参考にしてみました。

 

安い価格は出るのですが、フライト時間が40時間近くになるので、

安いけど40時間もの地獄・・・という感じです。

疲れが残っては、その後の仕事に差し支えるので、このコースは無しですね。

 

ただ、比較するには良いサービスなので

今後も利用していきたいと思います。

 

 

こう考えると、インターネットのお陰で色々な値段を比較できる時代になっていますが、

更にもう一歩進めて、海外で調べる事で、同じ内容のサービスでも費用を抑えて買う事が出来る事がわかりました。

 

情報収集方法というのは、いつの時代も大事ですね。

ちなみに、HISさんに電話をかけてチケットを予約すると、手数料として3,4000円かかるそうです。

 

残り少ない2012年ですが、2カ国見て回りたいので

お得にチケットを買う方法を抑えるのは、MUSTですね。

2日で50ケースが売れた?

Yoshi, I know you are in bed, but can I talk to you for a minute?

Well, the 700 cases of sake arrived at my warehouse on 12th, and we already SOLD 50 cases within two days.

 

Wow, you sold that many cases already!?

Yup, it’s exciting isn’t it?

 

Yes, as you said it’s exciting, you and I spent about two years to make it happen. Finally, things are really getting started… By the way, you got any picture of sake?

 

Okay, I am sending you a picture, you will see sake in our container…

 

 

 

11時まで横浜のオフィスで仕事をしていた僕は、鎌倉の家に帰ってきた時はもう12時半ぐらい。

グッタリして直ぐに眠りに落ちた・・・。

 

夜中の2時ごろ。

鳴り止まない電話があった・・・。

 

このしつこさは彼しかいない。

そう、インポーターさん。

 

こちらのBed timeなんて気にしちゃ~いない。

でも、その位の熱意の方が僕も楽しい。

 

でも上記に書いてあるような会話を僕たちは5分程度した。

 

僕は僕で今日発送したサンプルの話や、来週輸出する予定の酒サンプルの件の話などもした。

先日の寺田さんのイベントで話した蔵元の酒も送りたいと思っている。

 

写真を見てもわかるように、40フィートのコンテナで半分ぐらいのスペースしか使っていない。

これが、今後FULLコンテナになる予定だ。

 

1000ケースから1200は余裕でいけるだろう。

動く金額も700ケースの時に比べればかなり大きくなる・・・。

 

勿論、金銭的リスクが大きくなるので、それなりのプレッシャーも出てきて当然だ。

でも、今やらずにいつやれば、プレッシャーを感じないのか?

と考えれば、60歳になった時でも、その位の金額を動かす時は同じ感覚があるはずだ。

 

だったら、今萎縮する必要は全くない。

今、色々リスクを背負うことを学び、どんどん自分の経験値にかえていけば良いだけ。

 

僕は、これから北米は勿論、世界の主要都市に輸出する目標がある。

コンテナの数で言えば、1ヶ月に40フィートを最低限2本は出したい。

 

そう考えると、インポーターからの喜びの声を聞きながら、もっと世界中を駆け回ろうと決心した。

このBusiness Trip後にどんな事が待っているかと考えると・・・楽しみでしょうがない。

フランスから来られた、Sylvain-sanと一緒に島根の酒イベントへ

Sake Celebrityになりつつある?

フランスのSylvainさんから先日連絡があり、今日は一緒に浅草で焼肉ランチをしてきました。

 

お互いの最近の近況を報告しあって、

「次に、こんな事考えているんだよ~」と目標を伝えたりしました。

 

こういった話をシェアできる人が外国にいるというのは、楽しいですね。

僕はそのお陰で海外の情報を知る事が出来て、かなりプライスレスです。

 

 

その後は、島根県の19の蔵が集まったイベントへ参加してきました。

このイベント前にSwitzerlandからおこしのMatthewさんとも合流。

あと、会場で悦子さん発見。

勿論、島根ですから吉田さんのブースを「我が家状態」にさせて頂き、

そこを拠点に他のブースを見に行ってきました。

 

 

ちなみに、僕のお勧めでSylvainさんと、Matthewさんには

「まずは月山の出雲を飲んでみてくれ!」

とテイスティングを開始しました。

 

お二人とも、かなり気に入ってくれて、僕も一安心・・・。

その後、他の蔵元のお酒もテイスティングしに行きました。

 

 

この時は、かなりの人数の人がイベントに来られていたので、すごい人気・・・と思いました。

確かに、どの蔵の酒もうまかった・・・。

1社、海外受け良さそうだな~という味も見つける事が出来たので、良かったです。

また飲みたい酒ですね。

 

 

 

そして、嬉しい事に今回は酒だけではなく、

人の良い出会いもありました。

 

今度、仕事をお願いしたいと思います。

ご縁なのに、掴まないと台無しになります。

何事も後悔はしたくないので、いつも100%積極的に動きたいですね。

 

では!

シンガポールへ日本酒輸出プロジェクトの開始

「シンガポールへの輸出・入のプロジェクトを一緒にやってほしい」という趣旨の話が知人の紹介でありました。色々な活動をしていると、誰かから声がかかってくるので、本当にありがたい事です。

 

ちょうど僕もアメリカへの輸出が落ち着いた時だったので、タイミングが良かったです。

 

詳しく話しを聞いてみると、その方が輸入出来ない問題が見えてきました。

  • 酒に興味がある
  • 日本に来て蔵も巡り、自分が販売したい酒も見つけた
  • 蔵元も喜んでくれている

でも・・・、

いざ実際に貿易実務を行うにあたり、取りまとめ役がいない為、話が前に進まない。

その状態で数ヶ月の時間が経ち、もどかしい思いだけが続いていた・・・。

 

今回の話を聞いて思うことと、前々から思っている事ですが、インポーターが直接日本に乗り込んできても、輸出エージェント無しでは実務的、継続的に考えると、やはり壁にぶち当たる気がします。今回の話が、全くその通り。

 

蔵元としては、「うちの酒扱って!」

という気持ちがあっても、インポーターの先にある卸は、1社だけの商材を扱いたくない。

となると、複数の蔵元の銘柄が必要となってくる訳。

 

実際に、どこかの蔵が他の蔵の酒を取りまとめて輸出する・・・という流れもあるようだけど

貿易業務や取りまとめが主たる業務ではないので、効率が悪い・・。

 

それに、取りまとめている蔵の酒のオーダーボリュームが減ってきた場合、なんか関係がギクシャクしそうですよね。

 

 

これは、海外で蔵元が集まって開く商談会も一緒。

その場で味見をさせても、Negotiationや、その先の貿易プロジェクトをするには、生産者とImporterだけでは、中々形にならない。なっても続かない・・・。

 

もし、Importerが現地の日系企業なら話は別でしょうけど、これからの貿易業務は日系企業じゃないポジションを狙わないとね。空いてるポジションはそこ。そして、難易度が高いのもそこ。僕はハードルが高い方が好き・・・。

 

今回の話も色々と経験して学ぶ事がありそうなので、積極的に動くのみ。

 多分、もっと色々楽しくなりそう。

無事にコンテナを出せたので、打ち上げをしました

先日、いつもお世話になっている月山の吉田さんが横浜のうちの事務所まで、までわざわざ来てくださいました。ちょうど先日、吉田さんの所の酒を400ケース輸出したので、お互いに「ほっとした・・・」という感じです。

 

 

吉田さんは、吉田さんで今まで地道な営業活動をしてきてチャンスを掴む為に活発に動いてきたので今がありますし、僕は僕で図々しくいつも関係作りをし続けたので、実際にコンテナ1本を出す事が出来たと思います。8月半ば~9月7日の輸出日まで、すったもんだも色々とありましたが、船会社の担当者のお力や、通関担当者のお力、勿論蔵元さん達のご協力を頂き、ようやくアメリカへのコンテナを輸出する事が出来ました。

 

いつも思うのですが、年が近いのでお互いの今後5年、10年、20年、30年が楽しみだな~と思います。僕も腹をくくって金融機関から結構結構な金額を融資して頂いているので、会社をふっ飛ばさない様に、良い感じにマーケットを攻めて、リスクも分散しつつ、世界中の方々とビジネスをしたいと思います。

 

次の相手国・・・、2つ狙ってるのがあります。

1年以内にどちらの国も輸出したいですね。

僕の目標です。

 

 

Anyway,

夜は吉田さんのお勧めのお店を2軒もお連れして頂きました。

 

仕事も一緒にしながら、家族も一緒に時間を過ごせると楽しいですね。

 

吉田さん、ほろ酔いだったので覚えているか不明ですが・・・、

「うちに酒造りの体験に来てくださいよ!」

と、おっしゃってくれました。

 

今年の2月に行った時に、極寒だったのを覚えています。

島根の出雲が生きていて一番寒かったと思いました・・・。

 

でも実際に体験した方が、より理解も深まるし、商品の背景も見れるし、もっと仕事も頑張れそうな気がしますね。 なので、シーズン中にまた行こうと思います。

輸出許可通知書が手元に来ると・・・

通関を問題なく通り、コンテナヤードへコンテナが運ばれる・・。

全ての工程で、何か問題が発生しないか?

かなりドキドキします・・・。

 

何だかんだで、大小の問題は起きるし。例えば、書類の不備だったり、倉庫の手配だったり、パレットの話だったり。でも、プロセスが進み嬉しくなる時はいつもある。

 

一番困るのは、輸出日が遅れてしまい、インポーターに迷惑がかかる事。

これは一番避けたい事ですよね。

 

海外のインポーターは、首を長くして日本酒が船で送られてくるのを待っているわけです。一日も早く入手し、出来るだけ早くに卸売さんに流通させ、その先の消費者さんの手元に届けたいと思っている訳です。そんな流れの根元にあたる日本側でドタバタし、輸出するプロセスが遅れるというのは、とにかく避けたい事です。

 

輸出は遣り甲斐がある!と思いながらも、結構心配事も多いです。コンテナ1つにかかっているお金だって、高額です。もしも、インポーターの手元に無事に届かなかったら・・・なんて考えるとストレスもたまります。

 

だから、なるべくミスの無いように、出来るだけ早くに物事が進むように・・・

と願いながら毎日仕事を進めます。

 

そんなこんなを乗り越えて、気分が晴れる時があります。

例えば、輸出許可通知書が手元に来たとき↓

 (大額)って書かれていると、

やっぱり結構なケース数だよな~と実感します。

 

知り合いのコンサルさんが以前言っていた一言。

「1ケース送ろうが、1000ケースを送ろうが労力とかかる時間は一緒。」

 

まさにその通りだと思う。

輸出出来るようになるには、結構長い道のりだな~と思います。

 

最初の段階は蔵元さんが決まらないとか、インポーターが決まらない、

両者が決まっても条件を詰める作業はすごくナーバスになるし、

もうどうしよう!!!って思うことは沢山ありました。

 

でも、やっていると遣り甲斐や達成感は大きい。

これも事実です。

 

そしてその先には、現地の業者や消費者が商品を待っている。

想像するだけでも楽しいと思いませんか?

難しいだけあって、実際に出来た時は、嬉しいです。

 

引き続き頑張ろう!

免許の緩和で日本酒の国内市場は、さらに厳しくなるのか?

酒関連の仕事をされているなら9月~の免許緩和について、ご存知ですよね?

 

簡単に言えば、

(1) ワインの輸入免許が取りやすくなりそう・・・

(2) 全酒類の卸売り販売免許が取れるかも!?という期待がUP

こんな感じでしょうか。。。

 

 

【期待】

国内の卸売り業者の数が増えるなら、それは商品を扱ってくれる会社が増えるかもしれませんね。

期待しましょう・・・。

 

【恐怖】

もしもワインの輸入業者さんが増える場合、市場のバランスが若干変わるかもしれないですね。

現在あるAと言う市場にBという商品が入ってきた場合、Aの代わりになるので恐怖です。

もしかしたらBに当たるワインが伸びるかも・・・と考える事も出来ますね。

 

そもそも、ワインは年間約1000億ぐらいの輸入量。酒の輸出は80億ぐらい。

そう考えてみても、ワインの輸入量はカナリ・・・です。

 

この現状が、今後どう変わるのか?

気になったので、早速国税に電話して聞いてみましたー。

 

中野:

「9月から免許の緩和がスタートしますけど、国税的に市場がどう変わるか?どの様にお考えですか~」

 

国税の担当者さん:

「免許の緩和によって、どのように市場が変わるのか?はやってみないと分からないですね~」

 

中野:

「ハイ、ごもっとも!」

・・・。

結局、自分一人で妄想する事にしました。

 

 

うちの会社は、日本酒の海外輸出プロジェクトを進めていますが、

併設してコンサルをやってる事務所も別にあります。

 

 

担当のカザマは、「今年はワインの輸入免許の相談が結構多いな~」と言っています。

日本酒の輸出免許に関する相談は今までどおり少ない」との事。

 

勿論、これからの改正をチャンスにもっと相談が増える事も期待されます。

 

「ワイン VS 日本酒」

この構図を日本国内市場だけで考えた場合、どんな動きがあるのでしょうか?

 

 

今日の産経新聞に

マッコリに負けるな!! “日韓どぶろく戦” 日本酒「にごり」「発泡」で猛反撃

 

という記事がありました。

 

そこには、日本酒の新しいスタイルが書かれています。

まあ、新しいといっても、スパークリング、濁りについて・・・ですが。

でも、それは大事かと個人的には思います。

 

違う角度から攻める事。

これ、大事ですよね。

 

そういう事にチャレンジしている会社が出ていました。

 

Porter five forces analysisというのをアメリカで習いましたけど、

まさに今その内容が現実のビジネスで起きているな~と実感しています。

 

変化に対応する行動を取っていないと、流れに取り残されますね。

さあ、僕はもっと積極的に動くゾ!

海外進出をして、売上を上げたい!と思っているハズなのに・・・

「事実、海外市場での日本酒需要が伸びている。」

「自分の蔵の酒も売り出したい!」

 

でも・・・、、、

 

日本酒を造られている経営者や、関係者の方々に会って気づく事が多々あります。

それは、リターンは欲しい!と思っているけれど、あまり投資する姿勢が無い事。

 

そんな事言われて、イラっとする方もいるかと思います。

  • 「何言ってるんだ!僕は海外市場を見に行ってきているんだぞ!(怒)」
  • 「なんとか大会に出品もしてんだ!(自慢気味)」
  • 「なんとか会社さんから引き合いも来てるんだ!(期待・・)」

 

多分、それって他にも海外市場を狙っている方々、皆さんやっている「同じ事」ですよね。

国内市場でも、同業他社さんは大体同じ事ばかりをやっています。

そんな気がしませんか?

 

 

「なんだコイツ、分かったような口ききやがって!!(激怒)」

と思いながら、この記事を読んでる人も多いかも・・・。

 

ブルーオーシャンレッドオーシャン

これは経営者なら誰でも知っている話ですよね。

 

もう一度簡単に考えてみると・・・、

競合他社がたーーーくさん居る所、例えば50社ぐらいいる所で、選ばれようとするには

  • 価格
  • ブランド
  • フットワークの軽さ
  • 担当者の性格?
  • ヘタしたらコネも?

など、色々とあるかもしれませんね・・・。

 

じゃあ、競合他社が少ない場所なら・・・?

Lets’ say 2,3社しかいない場所。

 

先ほどあげたリストと同じ事が求められるのは当然だと思うけど・・・、

比較対照者が激減しているので、選ばれる確率は格段に上がる。

 

 

「じゃあ、どこにそんな場所があって、手軽に引き合いを取る事が出来るんだよ!」

「しかも、どーやってそれ実現するんだよ!」

って思うかもしれませんね・・・。

 

そう、 「メシの種」 がここにあります。

 

重要なのでお伝えしますが、

あくまで「種」です。

 

「種はまかないと芽は出ない。」

 

種をまく事には、コストや労力、時間などの投資が必要になるのは当然です。

田植えを思い出してみてください。

  • 0円のコストか?
  • 労力はかからないのか?
  • 時間は0秒か?

 

単純に考えてみても、米を収穫するにも色々な投資が必要な訳です。

 

海外市場での商売も同じ。

 

海外で言えば、種まき=マーケティングだと思ってください。

マーケティングって何だよ!?営業と違うのかよ!?

なんて思っている方は、AMAZONでマーケティング関連の中古本でも良いので

100冊ぐらい読むと、よーく理解できますよ。2つの違いが。お勧めはDRM系です。

100冊ぐらいなら、たった10万円ぐらいで全部手に入れると思います。(1冊1000円計算)

安くないですか?

中古で買い集めれば、こんなに破格の値段で、あなたの脳ミソを活性化することが出来、

そして10万円を取り返す行動を起こせば、初年度以内に回収しちゃうかもしれません・・・。

 

 

知識を買った事、ありますか?

 

経営者ならよく本を読んでいると思いますが、本とは別に、

  • 人の口から発せられる知識や
  • わざわざ自分の為に書いてもらうテキストの知識

を買った事ありますか?

 

僕は、このプロジェクトを始めるに当たって、

最初に100万円を「知識を買う事」にあてました。

 

どーしましょう。こんなお金を出しちゃって大丈夫なのか!?

って思うより、競合他社さんは、知識に100万円も出さないだろうな~と思ったら、

ワクワクしてきました。

 

回収するのに、どの位の期間が必要なんでしょうか?

っつーと、すぐに回収しちゃいます。

 

 

今、次のステップとして海外のC●●●●●●●●●rに2,3000ドル払って

1個新しい仕掛けを用意して、どんなレスポンスがあるか?

実験してみようかな~と思ってます。

 

ちなみに、先日、UK、USA、CANADA辺りの専門家を見つけたのですが、

「海外では買わせる技術、進みすぎ!!!!!」

っとガツンと気づきを与えられました。

 

同時に、日本国内の情報に溺れている自分にガッカリしました。

自分自身を甘い環境に置き過ぎなんでしょうね。

は~、どれだけ時間を無駄にしていたんでしょうか、僕は。

 

5年前にやってれば、もっと楽しかったかもしれないな・・・、と思いつつ、

遅れを取り戻す為に、時間を買おうと思います。

そう、出来る人間の脳ミソを活用しようって訳。

2,3000ドルで済むなら、安いと思いませんか?

 

多分、自分ひとりで悪戦苦闘してたら、もっと商機をロスしていると思います。

近道は、仕事が出来る人に任せる事。

選ぶのは完全自己責任。

だから面白い。

 

ぬるま湯につかってた自分のケツを叩く為にも、もっと色々挑戦しないと!

岐阜県の蔵元さんと、情報交換

今日は墨田区の花火大会に行く前に、

有楽町で岐阜県の蔵元さんと情報交換をさせて頂きました。

 

高木酒造さんのWEB: http://okuhida.co.jp/

ブログへのLINK: 酒蔵おかみのブログ

 

 

会社の切り込み隊長的に活動されている高木さんですが、

とても柔らかく、優しい雰囲気でお話をされるのが印象的でした。

Thai向けアルコール飲料輸出のJTEPAが・・・

「日タイ経済連携協定を使って、関税を下げて輸出したい?」

 

 

YES. 普通ならそうしたいですよね。

でも・・・・

 

JTEPAの輸出に関する情報は殆ど見つからない!

出てこない!

ふざけてる!

 

 

っと悪戦苦闘し続けて、ようやく良い感じになってきました。

 

まず、どこに連絡すれば正確な情報を得られるのか?

電話をかけまくって、ようやく突き止めました。

 

 

いや~このプロジェクトは大変ですね。

情報があまり多く出回っていないので、他にやりたい人達も大変な思いをしているはずです。

 

 

今現在、ちょっと前の僕のように悪戦苦闘されている方・・・・、お疲れ様です。

そのイライラ、僕も分かります。

 

タイ政府の経済促進課みたいな所にかけても、

ぶっちゃけ、あっちが理解していない・・・

というゴタゴタは僕も経験しました。

 

そんな方には特別に、

僕が数ヶ月かかって知った(秘)の情報をシェアしたいと思います。

 

このページにたどり着いた方はLUCKYです。

調べ続ける・・・という苦痛を、一瞬で解決できるから。

 

お気軽に相談してみませんか?

電話なら・・・、僕が事務所にいる時はすぐお話できます。

メールなら・・、メールフォームから送ってもらえば、1秒以内に読みます。

では!

ラベル・販促物の制作に強い方と情報交換

今日は午後1~6時ぐらいまで、海外市場のラベル・販促物の制作に強い吉崎さんと情報交換会をしました。場所は僕がよく利用する横浜駅前のシェラトンにて。(ちょっとした打ち合わせ場所にお勧め)

 

サンプルとしてお持ち頂いた、販促物や資料を色々と拝見させて頂きました。

本当に海外のマーケットにアプローチをしたいのであれば、現地の方が知りたくなるような情報は日本側から揃えるのは当然ですよね。ただ、まだシッカリと揃えている所は現状少ないでしょうね・・。 という事は、そこ、チャンスです。

やった人は、やってない人よりアドバンテージが1つ増えると思いませんか?

 

 

 吉崎さんから頂いた写真↓

積極的に海外の試飲会にも足を運んでいるそうです。こういった現場から持ち帰った「生の声」は貴重ですから、蔵元さんにとっても良いご提案が出来ると思います。

 

今日はこの様な素晴らしい出来の酒をサンプルとして頂きました。

 

早速、アメリカのインポーターへ写真を送ったところ、

レスポンスは結構良かったです。

 

8月のサンプル出荷の際に、実物を送って現地の試飲会で見てもらうのが1番ですね。

本物を見てもらうのが近道です。

 

「今回のコンテナにサンプルを一緒に送りたい!」

とお考えの方は、出来るだけ早めにご連絡くださいね。

 

もう結構ギリギリです・・。

秋田県の阿櫻酒造さんの稲上さんをご紹介して頂きました。

今日は、お世話になっている寺田さんのご紹介で秋田県の 阿櫻酒造の稲上さんをご紹介していただきました。

 

お二人はもう5年近くのお付き合いがあるらしく、お互いをよく知っている間柄なんだな~という印象を受けました。寺田さんは、惜しみなく自分の知っている事や情報、人脈をシェアしてくださるので、大変ありがたいです。良い出会いに感謝しています。

 

さて、話を聞いていて非常に変わっているなと思ったのは、日本酒の販売比率です。県内消費と県外消費の比率を聞いたら、7割が県外で、3割が県内でしょうか・・・。とおっしゃっていました。今までお話を聞いてきた蔵元さんは逆のケースが殆どだったので、驚きました。

 

そして色々なコラボレーション企画などを進めている事を知り、とても良いな~と思いました。動きが柔軟な蔵元さんって、珍しいと思うので貴重な出会いです。

 

僕の会社ではこれから色々な国のインポーターさんとの関係構築を進めていくので、国内の蔵元さんも出来るだけ多くお付き合いが出来る関係を作れればな~と思います。国によって、味の好みや、デザイン性、価格面でも好みが異なると思うので、相手側がほしい物をフィードバック出来るようになりたいですからね。

考え方が柔軟な蔵元さんと情報交換

鳳鸞酒造の社長さんが、わざわざ横浜におこしになりました。

(HP: 鳳鸞酒造株式会社

 

この時期、駅から会社まで歩くと、かなり暑いので駅前のシェラトンホテルのカフェに行こうと思ったのですが、なぜか行列・・・。という事で、駅下のカフェで2時間ほどお話を聞かせていただきました。

 

今回は、お世話になっているコンサルの寺田さんのお陰でお話を聞かせて頂く機会を頂きました。

 

まず最初に驚いた事、それは・・・。

酒造りを12月~しているという事!

 

僕の今までの固定概念としては、

(1) 10月~4月ぐらいに酒造りをする

(2) オールシーズン作る環境を整え、常時酒造りをする

なのですが、12月~造っているそうです。

 

その理由も聞かせていただいて

「なるほど!」

と後々うなずきました。

 

その他にも色々と商品について質問させて頂けたので、とても貴重な時間を過ごす事ができました。そして今日は今年から新たにリリースするラインナップのサンプル2本を頂きました。後でテイスティングするのが楽しみです。

 

ラインナップの中から、数個海外のインポーターが喜びそうな酒があったので、次のサンプル発送の際に一緒に送ってみて、反応を見てみたいと思います。

 

パッケージについてもとても柔軟な社長さんなので、話が早く良い意見交換も出来ました。

売る仕掛けの話に耳を傾けてくださる蔵元さんは、とても貴重ですね。

フランス料理と日本酒のイベント

フランス料理と日本酒の組み合わせは合うのか?

 

「日本酒には、日本食でしょ!」

「いや、日本酒は海外の料理とも相性が良いよ!」

色々な声がありますよね。

 

僕は日本食以外でペアリングするのが好きなので、アリ派です。

最近では海外での人気も高い日本酒ですので、相性が良い酒は本当によくマッチすると思います。

 

今日は、免許のサポートをさせて頂いているクライアントさんが主催のイベントへ行ってきました。

「ずばり!日本酒とフランス料理のペアリングイベント!」 という感じです。

 

 

お~なんか凄いな。

上品に食べた方が良いのか?と思うようなキレイな料理でした。

おしとやかに、おしとやかに・・・。

 

 

今回こちらのイベントでは、東京の蔵元(豊島屋酒造)さんの日本酒を楽しむ事が出来ました。

とても優しそうな・・・という印象の蔵元さん。

 

東京サミットの晩餐会でも豊島屋さんのお酒がふるまわれ、各国の方々から人気だったそうです。今回は3種類のラインナップを食事と一緒に楽しむ事が出来ました。

 

 

珍しく、うちの風間もパシャ!クライアントさんの一緒に。

 

午後3時くらいから日本酒とフランス料理・・・という普段では考えられない楽しい時間を過ごす事ができました。

 

お声をかけてくださり、ありがとうございます!

フロントラベルのデザインについて、どうするか・・・。

「We need to modify the label for the TTB.」

和訳: 「登録用にラベルを修正する必要があるよ」

 

この様な話がインポーターから来ています。

これは、次のコンテナ用に追加する商品ラインナップについてです。

 

商品を輸出する前に全ての登録作業を終えたいので、製造工程表や酒質の登録作業があります。申請が通った後に、ラベルの登録作業があります。そこで登録したラベルを実際に量産し、貼り付ける必要が実際の流れです。

 

 

ここで1つ問題が。

 

「中野さん、今回のこの商品は日本国内で出回っているラベルで出したいんですよ」

との蔵元の声。

 

ラベルを見てみると・・・、

「アイキャッチな絵」 と 「漢字」

が描かれています。

 

「絵」はOKだと思います。

「漢字だけ」は、難しいかもしれない。

難しいというのは、海外の末端の消費者目線になった時の話です。

 

 

例えば、

4000円するお酒を酒屋で発見しました。

でも、そこに書いてあるのは「理解出来ないタイ語」。

何だろう?とは思っても、進んで4000円も消費したい!と思いますか?

どーでしょう。

僕なら・・・、NOですね。

その代わり、4000円でイタリアのワインか何かを買ってしまうかもしれない。

 

 

「ラベルを変更するにはコストがかかるんです・・。」

この声、痛いほど分かります。

既に出来上がった物に、手を加える時は、コストがかかる。

どの業界の商品でも同じですよね。

 

 

収益を得るには、投資も必要。

これは、経営者なら誰もそう考えていると思います。

投資無しで、収益を回収できる事は難しい・・。

 

 

日本側、海外のお互いの主張があるはずです。

さあ、ここでどうするか?

ここがポイントですね。

 

インポーターが、その先の卸が、小売店が、飲食店が、消費者が・・・、

買いたくなるような商品力が求められます。

 

関わる会社、全てにとって最終的に「利益・メリット」となるように

プロジェクトを進める必要があります。

 

その重要なポイントをクリアする為にも、Best Solutionを引き出そう。

ダンボールのデザインは売上を左右する?

「卸売り業者は段ボール箱をかなり見ている」

インポーターさんが来日した際に教えてくれた”ヒント”です。

 

倉庫までワインやビール、日本酒などを見に来る卸売り業者さんも結構多いそうです。特に僕達とお付き合いのあるインポーターさんの所では、倉庫の中で業者さん向けの試飲会などのイベントも活発に行っているそうです。そこで、「あの箱の中身は何?」というように注目を集めるような段ボール箱の商品はオーダーの数が増える傾向があるそうです。

 

「そんなのワインの業界だと当たり前だよ。最近はイタリアのが人気。」

そう教えてもらいました。

 

ちょっとネットで探すだけでも、こんなモダンな箱を見つけました。

 

インパクト系

 

シンプルで品格があるようなデザイン

 

ワインと日本酒、どちらもアルコール(酒類)の業界ですが、

商品的の流通を見れば、全くの異業種のようにも思えます。

 

なぜか「ワインはおしゃれ」、

日本酒は「力強い”男”路線」、

そんな気がします。しませんか?

 

ただし、海外市場では「日本酒=男の飲み物」という訳ではない。

 

  • 友人、知人と日本食を楽しむ時に飲むもの
  • デートで女性と一緒に飲むもの
  • 健康に良さそうだから飲むという人

 

ちょっと想像するだけで異なるイメージがありますよね。

 

 

インポーターが言っていた不満

 

「今現在扱っている日本酒は、日本語だらけのダンボール箱でさ、ちょっとラベルを上から貼っている程度なんだよ。これじゃあ、業者さんに選ばれないよ。」

 

そういって、僕達が実際にプロジェクトを進めるときは、

  • ボトル
  • フロントラベル
  • バックラベル
  • ネーミング
  • ダンボール箱

全てをトータル的にパッケージしよう、という話になりました。

ダンボールは、細かくバーコードの位置まで希望を伝えてもらいました。

 

先週、全ての商品のダンボールのデザインファイルを現地に送り、

昨日返事が来ました。

 

「Print them」

と。

 

さあ、出来上がりがかなり楽しみです。

海外へ輸出する日本酒は「魅せる仕掛け」が必要

先日、海外のインポーターさんからの価格に関するお話があった。

日本酒を売りたいけど、見た目と価格のGAPを感じると言っている。

 

簡単にまとめれば・・・

海外市場で消費者が日本酒を手にする時は、日本国内で1000円で販売されている日本酒なら3000円~4000円の金額になる。でも、見た目は1000円・・。

 

これだと、

購買意欲が湧かないし、卸売り業者や小売業者もその商品を扱いたいと言ってくれない・・。

 

この問題を解決できるのは、メーカーしかない。

商品に対してもっと視覚マーケティングを加える必要がある。

 

しかし・・・、

「売りたい、売りたい」という姿勢の蔵元はよく目にするが、

「もっとお金を掛けた商品にしたい」という声はあまり聞かない。

 

 

日本酒海外市場のターゲットカスタマーは一体誰か?

 

1本3000円~4000円するアルコール飲料を買うのは一体誰だろうか。そう考えれば簡単だ。1本238円か219円の牛乳選びをしている人達ではない。エクストラのお金を払ってまで、「質」を求める人が日本酒に手を伸ばす。

例えば、日本酒を詰める瓶について:

形や色によって価格は変わる。変わるといっても、おおよそ150円以下のレンジだ。もしインポーターは安い価格を求めているなら、異なる瓶2,3本につめたサンプルを用意するのが好ましいだろう。そして、A,B,Cと見比べてもらい、どの商品だったら売れるのか?を見極めてもらえばいい。一方的に「A」という商品だけを売り込んでも、拒否されればメーカーとしては次の提案が無い。特に、もう既に今シーズンの酒を瓶詰めしてしまったなら、B、Cという選択肢にするのは、かなり難しくなる・・。

 

海外のインポーターはダイレクトに意見を言ってくる。これを「嫌う」のか、「参考」にするのか?でメーカーの今後の方向性が見えてくるような気がする。

 

 

一方的な売り込みだと、売れない。

相手が「売って欲しい」と言ってくるような、魅力的な仕掛けが必要。

 

僕が今まで過去6,7年やっているマーケティングコンサルは、無形財で目に見えない。だから価値も分かり辛い。でも、全国から「欲しい」という問い合わせがくる。競合他社が安くサービスを提供していても、欲しいという声が続く。その理由は何故か?購買心理学を考えた設計にしているから。これは、その様に仕掛けている。仕掛けがなければ、スルーされ、売上は0だ。だから、売る仕掛けが必要。これは、海外市場に出て行く日本酒も一緒。

 

「高い商品でも欲しい」というターゲットとリンクする事が出来れば、商品に上乗せされるコストというのは、価格に乗せられる。この理屈が成り立っていないなら、リンクしている相手との食い違いがあるはずだ。そこから見直すのが良いかもしれない。これから輸出する商品のラインナップを増やす予定だけど、最終的にどんな商品となるのか?楽しみです。

中国のインポーターとの日本酒輸出に関するやりとり

今現在、中国の酒類輸入会社4社と日本酒の輸出に関して話し合いをしています。どの会社さんも共通しているのが、かなり焦り気味でFOB価格を聞きたがる傾向がある気がします。

 

「その値段だと高い。もっと安くならないのか?」

 

こんな事を言われたら、ちょっと頭にきます・・。だって一滴もお酒を飲んでいないのに値段が高いってどういうことだろうか?高い安いは価値に見合っているかどうか。飲んでもいない、実際に手にもしていないのに、高いも安いもありません。

 

ですので、色々と問い合わせがあっても、その中からしっかりした業者さんと連絡のやり取りをするようにしています。そして、少しお互いの信頼関係が構築できたら、試飲のサンプルの日本酒を輸出します。飲んで味見をしてもらい、価格と見合うかどうか判断してもらうのが一番です。その後、可能であればインポーターには日本に来てもらって、蔵見学をしてもらいたいと思います。

 

私たちは、蔵元さんが丹精こめた酒を海外に紹介する訳ですから、理解してくれる相手に紹介しないとミスマッチとなります。そういうのは避けたいですから、質を分かる会社とお付き合いする必要がりますよね。

 

今現在やり取りをしている4社の中国の会社の中から、最終的に1社と良い関係を築ければいいのですが、0になる場合もあります。でも、機会はいつでもありますから、焦らず、フィーリングの合うもの同士でビジネスが出来れば幸いですね。

アメリカ日本酒輸出、新しい日本酒のラインナップのTTB登録に向けて

今日は、アメリカのインポーターさんへ成分分析用の750mlの日本酒を輸出する手続きをしました。これは、TTBへの登録用サンプルとなります。その他に、念の為の試飲用720mlも一緒に送る手続きをしました。

 

FDAへの事前登録も問題なく5分もしないで完了しました。回数をかさねてきたので要領が良くなった気がします。また、FDAのログイン後の画面には、よく使うFacilityの情報が記憶されているので、いちいち名前や住所をタイプしなくていいので、早くて便利です。

 

次回以降のコンテナに、この新しいラインナップを積む為には、やはり2,3ヶ月前から色々と準備を進めていく必要があります。ただし、だいぶ慣れてきたので、プログレスはスムーズになると思います。この新しい日本酒は、とても魅力的なラベルが付いているので、消費者の目を引き付ける商品となると思います。若干ですが、アメリカ市場向けに変更する箇所が出てくるかもしれないので、そこに関してはこれからインポーターさんと一緒にモディファイしていく必要がありそうです。

 

バックラベルに関しては、今までの物をベースにコンテンツを変更していけばスムーズに申請まで持っていけると思います。食事との組み合わせに関する情報や、バーコードの情報等は変更する必要がありますね。

 

来週中には、製造工程表の英訳したドキュメントをインポーターの所に送りたいと思います。次回以降のコンテナの内容も楽しみです。

アメリカ、TTBへのラベル申請が完了。後は結果を待つのみ

つい先日、TTB(The Alcohol and Tobacco Tax and Trade Bureau)
http://www.ttb.gov/

からLab分析が通ったとの知らせを頂いたので、次はラベルファイル(JPEG)の申請を残すのみです。今日、アメリカのインポーターさんから連絡を頂き、申請したそうです。

 

ラベルの作成は2月ぐらいから色々と進め、3月にはフロントラベルがほぼ出来、4月はそのフロントラベルの微調整。5月にバックラベルを完成。と結構時間がかかりましたが何とか申請までこぎつけました。

 

一通りここまできての感想。

「これ、難しいな。他の人もなかなか出来ないぞ。」

 そー思いました・・。

 

 

蔵元さんと、輸出エージェント、インポーターの3者が協力しないと、本当に前に進むことが出来ません・・・。ですので、旨く連携できるかどうか?がポイントですね。

 

近々、追加で新しいラインナップも登録していくので、それもまた楽しみです。

今回経験したので、多分だいぶスムーズに出来ますね。

日本酒の輸出促進、「飲んでPR作戦?」

「柔道をやっていたので格闘技と日本酒が好きです」とワシントンポスト紙のインタビューにも答えたことがある野田佳彦首相ですが、輸出の促進の為には「飲んでPRする」そうです。「イベントがあれば自分が行って飲むからぜひ呼んでくれ」ともコメントしているそうです。

 

最近の政治を見ていても、総理大臣があまり長く続かないので、どの位期待できる話題なのかどうかは怪しいですが、少しずつプロジェクトが動くみたいですね。

 

国からの出資200億円(財投資金)と貸し付け100億円をもとに、輸出促進に取り組む事業者を支援する民間ファンドを設立する関連法案を提出するらいいですよ。

 

予算も組まれているので、無駄に使ってしまわない為にも輸出促進に繋がる活動に助成金を用意するって話なら、活発な活動が開始される気がします。結局のところ、末端で動いている人たちの所にお金が入ってこないと、動かないから・・。

 

海外市場向けのダンボールデザイン費用、印刷費用がかかる?

→ それ、助成金の対象に・・・。

 

現地にサンプルを送るので輸送コストがかかる?

→ はい、それ助成金の対象に・・・。

 

ってなれば活動しやすいと思うのですが。どーでしょうか。

 

予定として集まる金額ですが、直近の日本酒輸出高85億円に比べたら、すごい金額です。どの様に使われていくのかに注目です。最終的に一体誰がこのプロジェクトで美味しい思いをするのでしょうか!?

TTBへの日本酒の成分分析、製造工程の登録を無事終了!

金曜日の夜中に、嬉しいニュースがアメリカのインポーターからきました!近々輸出する日本酒の成分分析と製造工程の登録が完了したとのことです。こういった政府への登録作業は、なかなか骨が折れる物で、蔵元さん、輸出エージェント、インポーターの3つが連携しないと登録が出来ません。

 

 

今現在、輸出プロジェクトに関わっている全ての方々が、協力的に動いてくださっているので、かなりスムーズに登録を終えることが出来ました。とても嬉しいです。場合によっては数ヶ月~半年、一年?とかかかる時もあるみたいですね。商売ですので、時間ばかり過ぎて行っては、利益になりませんから、こういうのは、出来るだけ早くに作業が終了してほしいものですよね。僕たちも商品のカスタマイズ等を進めながら、この申請を行っていたので、だいぶ時間を有効に使っていると思います。あとは、量産体制に入って、商品を作り、コンテナを手配して、輸出する!って流れですね。具体的に、話がぐっと進みます。

 

インポーターさんとも話し、今後ラインナップを増やす予定なので、それらの登録作業も近々開始しようと思います。何だかんだで難しく手間の掛かる作業ですが、この「難しさ」がポイントです。誰でも出来るような簡単な作業であれば、すぐにマーケットが崩れてしまいます。難しくて頭を使う・・・、そんな所が魅力的ですね。さて、次のラインナップの品定めを開始する必要があります。既存の蔵元さんのラインナップも追加したいし、新たな蔵元さんの商品をインポーターに紹介するのも良いかもしれませんね。40フィートのコンテナに、1000~1200ケースは積めると思いますので、あと残り数百ケースの日本酒を追加したいですね。

 

今回の経験をいかせば、今後ラインナップを増やすときも、スムーズに事を運ばせることが出来そうです。今まで本当になんでも0からやってきて悪戦苦闘してきているので、やること全てが大変だったような気がしますが、これはきっと他の方でも同じですので、出来るだけ壁にぶちあtって、乗り越え方を身に着けておきたいですね。それが、今後のシーンで役立つと思うので、もっと積極的に色々と動いていこうと思います。がんばるぞ!

輸出の箱につけるバーコード作成、やっとで問題解決

アメリカに輸出する日本酒の数が1回のコンテナで約700ケースぐらいあります。

 

この日本酒は、インポーターと蔵元と一緒に、アメリカ市場向けにカスタマイズしたプロダクトとなります。今まで過去数ヶ月、色々なプロジェクトをこなしてきましたが、「バーコード」はいつも神経質になります・・。

 

今回は、ラベルのUPCバーコードではなく、ダンボール箱につけるSCCバーコードについて。

SCCは14桁のバーコードなんですけど、アメリカのバーコード作成ソフトを何個か導入しても、どうしても14桁の番号が出ず、最初に(01)という数字が入れられてから14桁の番号がスタートする問題が発生していました。アメリカ、ヨーロッパなどで番号に違いがあるので、ちょっとややこしい問題でした・・。

 

インポーターの会社の担当者も交え、格闘する事3日、ようやく問題を解決。

最終的には、何とかITF-14フォーマットで出来るようになりました。

 

最終的に10個ぐらいのソフトを導入して、使える2個を見つける事が出来ました。

こういうのは、お金をかけてでも良い物を導入しないと、後々困りますよね。

 

なので、悪戦苦闘したのと、積極的に色々と試したお陰で

なんとか短時間?で問題解決が出来ました。

 

先ほど、必要とする全てのバーコードを作成し終えて、

アメリカに送りました。

 

後は、スキャンのチェックをしてもらい、問題なければ、

蔵元に送って、箱の量産です。

 

1ステップずつ、プログレスがあるので遣り甲斐がありますね。

 

こんなに面倒で難しい日本酒の輸出ですから、いきなり誰かが始めたいといっても

そうとう悪戦苦闘するでしょうね・・・。

 

自分がやっててそう思います。

色々な要素が揃わないと、本当にある程度の規模のビジネスが出来ないでしょう・・。

 

引き続き積極的な姿勢で頑張ろう!

そして、近々コンテナ1本出せそうなので、楽しみ。

中国へ日本酒の輸出。酒類輸入流通貿易経営会社とのやり取り

ちょっと前から、中国で酒類を輸入しているインポーターさんとやり取りをしています。

北京にある会社さんで、日本酒を扱いたいと熱心に連絡をしてきます。

 

日本側としても、

(1) 輸入免許の有無

(2) 流通させる地域

などがハッキリしていないと、なかなか話を進めることが出来ませんので、

まず最初はそういった情報のやり取りを進めました。

 

一通り頂いた情報をもとに、次のステップのやり取りをしています。

 

やはりポイントとなるのは、流通網を構築されているかどうか?

なので、一番そこが気になります。

 

輸入しても、流通させることが出来ないと1回限りのお付き合いとなるので、そういうのはお互い避けたいですよね。既に、ヨーロッパやアメリカから他の商材を輸入している貿易会社さんなので国内での流通ルートは構築されているそうです。また、英語でのやり取りが出来助かります。

 

中国進出コンサルさんともお話をすると、

「中国は気をつけて!」

とよく言われるので、焦らず状況判断していく事が大事でしょうね。

 

 

中国での日本酒の市場:

中国の日本酒輸入数量は、2010年で625KLで、輸出相手国としては5番目の規模。

ただ、この10年の動きを見ると、約5倍程増えている市場です。

 

これからも数量は伸びると思いますが、

(1) 取り扱いの教育

(2) 飲み方、楽しみ方

(3) 異なる味、ラベルの読み方

など、どうやって日本酒を楽しむのか?という情報をもっと日本側から積極的に発信していかないと、ただの加熱・・・だけて終わってしまいそうな気がします。中国市場向けに、日本酒のセミナーが出来る専門家がいるとキーパーソンとなりそうですね。

 

酒造メーカーも、日本国内で需要が低迷しているから・・・

という理由だけで「外国へ売り込もう!」と考えるのではなく、「どうやったら、まずは受け入れられて、繁栄していけるのか?」と考える事も必要とされているかもしれませんね。売り込もう、売り込もう!では、避けられます・・。

 

 

貿易実務として:

(1) 各種提出資料について

(2) ラベルの記載事項について

(3) 求められるデザインについて

などなど、その国で受け入れられる為の体制を整える必要があるので、今現在調べている内容をもう少し具体的に細分化してポイントを抑えておこうと思います。

先日、台湾から現地で売られている日本酒を数本頂いたので、そういったラベルなども見ながら研究ですね。きっと、載せる内容も異なるでしょうが、自分達での勉強もしておかないと、いつまで経ってもプロジェクトは実現しませんから・・。

 

市場に出回った時:

日本酒は現地の国の通関を通る際に、酒税もかかりますよね。そして、流通する中でも贅沢税などの税金も加算されていくと思います。それプラス、シッピングコスト、流通コストがかかってくるので、最終的に消費者の手元に届くさいには、日本国内の価格より約3倍~になるのが一般的かと思います。

 

1000円の物が、3000円・・・。

「3000円のワイン VS 元々1000円の日本酒」

「3000円の紹興酒 VS 元々1000円の日本酒」

こう考えると、1000円のままの出し方では難しいですよね。

3000円ものバリューがある酒に変える必要があり、視覚マーケティングの重要性がポイントでは?と考えます。

 

また、エントリー向けに720mlで3000円~ではなく、

300mlで1500円~というのも良いと思います。

 

お試し価格で最初から3000円より、1500円の方が手を出しやすいですよね。

これはどこの国も一緒です。日本でも・・。

 

 

最後に、私たちの会社でも中国で安心してお付き合いが出来る輸入貿易会社と関係を構築したいので、これからも積極的に現地の輸入流通貿易会社さんの声に耳を傾けていきたいと思います。

日本酒の輸出、官民連携で促進?

先日、ニュースで知った日本酒の輸出を政府も後押しして進める促進するという話ですが、本日サンケイビジネスでも紹介されているのを知りました。さて今回のこのプロジェクト名は、「ENJOY JAPANESE KOKUSHU」だそうです。

 

関連する企業や方々の期待は高いでしょうね。具体的にまずは何から手をつけていくのか楽しみです。

 

まず、数字。

08年の清酒の国内消費量は63万1,000キロリット ルと98年比で4割減少した。最盛期の1975年(167万5,000キロリットル)と比較すると実に37.7%の水準まで落ち込んでいる現実があります。国内消費量に対する輸出量の割合は、依然として2%前後でしょうか。2011年の輸出額は87億7601万円。輸入されるワインは1066億8652万円。数字を見る限り、海外市場が未開拓なのは分かりますが、シビアな数字が並んでいる気がします。改善できるチャンスはありますが。

 

 

日本政府が急に変更できない、諸外国の関税や法律は?

政府が後押しするといっても、アルコール飲料の輸出の話は相手国の関税率や法律が障壁となりますよね。例えばこれから伸びそうな途上国は、まだまだ関税も高いし、法律も厳しい。そして消費するお客さんの層も狭い。(例として東南アジアの国です)

 

韓国の場合、15%の関税と付加価値税なども乗せると、最終的には税の%は68%になるそうです。それとは異なり、実際に先進国、例えばアメリカなどへの輸出は既に土台が確立されているなと思います。でも、これも州ごとに異なるアメリカ国内の酒税の話もあるので、いきなり日本の政府がそれを変更する事はできないですよね。アメリカ政府は基本的に自国内の企業・国民に利益がある事を第一に進めるし。

 

 

国税はどう動くのか?これも気になります。

国が発行する国債の額を見ると、税収入だけではやっていけない状態なのが簡単に分かりますよね。2011年6月の段階の発表で、943兆円という過去最高の厳しい財政状況だというのは、よくニュースでも目にします。国民一人当たりで計算しても一人700万円を超える借金といわれています。国を運営する上ので支出が膨らみ、収入でカバーしきれない。なので国債を発行し続け、その場をしのぐ。こんな状況が続いていますが、輸出を促進しても国内消費ではないので消費税を取ることが出来ません・・。となると、税務署的にはどのようなメリットがあるのか?と考えてしまいます・・。日本酒の製造ボリュームもピーク時に比べて今現在は半減。蔵の数は1200ぐらいまで減ったとよく耳にします。

 

 

「売り込みたい」だけではプッシュセールスなので、売れない。大事なのは?

誰でもドアツードアのセールスをされたら、跳ね返したくなります。プッシュされているからですね。マーケティング的に考えても、プル型にしないと、興味をそそられ、買うというアクションにはつながらない。

 

日本酒を世界に輸出、広めていく為には何が必要なのか?

そう考えると、僕はやはり教育なのかなと思います。税率、法律は急に変えることができないし。例えば、「多言語での日本酒コース」は、地道だけど効果があると思います。これは、プル型ですよね。興味がある人が参加し、知識をつける。その後、そのフィールドで知識を活かすように活躍する。「流れ」が出来ている気がします。

 

 

酒造メーカー、蔵元向けへのサポート体制は?

実は、海外に輸出されている日本酒を見ると、その国様にカスタマイズされている商品というのは少ない気がします。例えば台湾で見ることが出来る日本酒は、日本国内で出回っている見た目、デザインとほぼ一緒。それに、日本酒業界特有の小難しい用語が並べられてますよね・・。なんか先日韓国で「辛口」とか、そういう言葉が商標登録されたとか・・・。こういった海外の人にはよく分からない言葉を改善する必要があるのかな?と思います。

 

かなり必要かと思うのはデザインのサポート。作り手は、海外マーケットの末端の人々の生の声を知らない気がします。それは、僕が海外の友人たち、アメリカ、オーストラリア、フランス、台湾、香港の人達に聞けばいつも出てくる話題です。よく分からないラベルを見ると、「怖い」と言ってます。それもそうですよね。体に入れるアルコール飲料ですから、自分が何を飲もうとしているのか?が分からなければ、誰でも恐怖を覚え買うことはありません。しかも、商品棚を見て、買うか買わないかの判断をするのは、一瞬の話。この一瞬をキャッチ出来るようにするには、まずは、マーケティング戦略を立て、デザインに反映させる必要がある。そう思います。

 

海外のインポーターの生の声は?

僕の所で輸出プロジェクトを進めていると、海外のインポーターから必ず言われることは、デザイン面についてです。ラベルは勿論、ボトルの色、シェープ、ダンボール箱まで。

 

>ラベルについて:

これは、やはり表記やキャッチコピー、その酒を連想させるようなデザインです。読むより、見て直感的に分かるデザインにしてほしいと言われます。さすが、海外の方々。主張が出てくるので、助かります。それが、現場の生の声です。

 

>ボトルについて:

これもよく言われます。安っぽいボトルだと嫌だと・・・。それは、やはり店の棚に並べられた際の価格を考えて見ましょう。輸出コスト、税金、流通、儲けなどを足していけば、大体日本国内価格の3倍近くになっていると思います。そうすると、商品棚に並んだ時に、ワインなどの他の酒類に比べると高いですよね。ワインっていくらで買います??その金額に合う見た目でないと、選ばれない。これは当たり前。高級に見える色、安っぽく見える色。これも視覚マーケティングですね。

 

>ダンボール箱について:

これは、ワインの業界が箱にもこだわっているからですね。想像すれば簡単ですが、インポーターの倉庫を見に来た卸業者さんの目を引くのはどんな箱でしょうか?中身のボトルより先に、箱から見られているのです。箱が魅力的じゃなければ、話の話題にすらなりません・・。この事実をインポーターさんから教えて頂いた時は、目から鱗でした。なので、今現在進めているプロジェクトは、表ラベル、裏ラベル、ボトル、ダンボール箱にいたるまで、味以外の全てのマーケティングポイントをカスタマイズしています。

 

酒造メーカーは、デザインを変えるのにだってコストはかかります。つまり、このポイントを政府がバックアップするなら販促活動に直結します。助成金でも良いかもしれませんね。海外市場向けのマーケティング経費の一部を国が負担するなど。そうすれば、蔵元のマーケティング意識も向上しますし、結果的に輸出量にも反映されると思います。そういった体制を整えなければ、予算を組んでも水のように無くなる気がしますね。せっかくなので、結果が出るような予算の使い方になれば良いなと思います。

 

多分、現時点では海外で試飲会イベントをやりましょう!

がプロジェクトの目玉だと思います。

それ、もう既に何回もやってるし・・・。で、ちゃんと結果がついて来ているか?は疑問です。

 

なので、今までやってきたことを踏まえて、新しい取り組みに予算が使われて、輸出促進につながれば良いなと思ってます。くれぐれも、プロモート活動という名の海外旅行にならない事を祈ります。行くなら、現地語が出来るコアな人と一緒に行く、現地のキーパーソーンを連れてくるなどをしないと、日本側の人達ばっかり出向いていっても、あまり効果が無いのでは?と思います。

 

とりあえず、予算が活きる形で使われると良いですね。

アメリカから友達が日本に来ました

先日、アメリカより友達が来ました。久しぶりの再開です。

 

さて、アメリカといえば、日本酒の輸出相手国No.1だと思いますが、まだまだ手軽に入手できないのが現状ですよね。今後もっと広がっていくと思いますが。僕がアメリカに住んでいた時も、酒屋ではアメリカ国内で製造されている日本酒が1,2種類置かれている程度で、友達は「美味しくない・・」とよく言っていました。あげくの果てには、罰ゲーム用のドリンクにされたり・・。

 

でも、美味しい日本酒はまだまだ市場に出回っていないのが現状ではないでしょうか?最初に安くて味の悪い酒が出回ってしまったので、ちょっと悪い印象があるかもしれませんが、少しずつ改善されていると思います。

 

今日は都内でワインショップを見たり、日本酒の店を見て回りました。その後、個室でゆっくりと食事と日本酒を楽しめる居酒屋へお連れしました。アメリカでは最近、Izakayaが人気で増えている傾向があるそうです。ですので、今回の来日で居酒屋に行くのを楽しみにしていたとの事。

 

梅酒(Plum Sake)や獺祭さんのお酒を特に気に入っていましたね。梅酒は甘めの味のタイプで、今回初めて飲まれたそうです。やはり甘い味だと受け入れられやすく、すぐにGreat!と言ってましたね。獺祭さんのお酒は、Clean&Elegantと言って楽しんでいました。やはり日本の味を海外の方に喜んでもらえるのは嬉しいですね。

 

刺身、厚焼き玉子、寿司など色々と日本食を楽しみましたが、1番好評だったのが焼きそばだったのは、意外?でした。面白いな・・・。やっぱり、味にインパクトがあったり、メリハリがあるのが好きな感じでしょうか・・。

 

Kanpai!

また次回会うのが楽しみです。

台湾への日本酒輸出について

半年ぐらい前から台湾への日本酒の輸出プロジェクトを開始し、

現地の輸入業者(インポーター)さんとのやり取りをしています。

 

まだ、内容を詰めている段階なのですが、少しずつ進展があるので遣り甲斐もあります。

 

最近ですと、知人を通して現地にサンプルの日本酒720mlを6本送りました。

5リットルを超えると、やや面倒な事になりそうだったので

4320ml分のサンプルを届ける事にしました。

 

実際にそのサンプルの酒が、輸入者の社長の手に渡り、テイスティングをした際に

直ぐに電話が来ました。

 

相手も英語で会話が出来るので、コミュニケーションは問題なし。

 

で、

インポーターさんが気になっている事などを回答しました。

 

味については・・・

「かなり気にいっった!」

と言っていましたので、ほっとしました。

 

自分が美味しいなと思う商品を勧めて、気に入ってもらえるのは正直嬉しいですね。

 

近々、実際に現地へ運んでくれた方をお会いする予定ですので、

ミーティングの詳細をお聞きしたいなと思います。

 

実際にコンテナ船で出す場合の実務について

台湾は、日本からの距離もかなり近く、

コンテナ船で送っても、すぐに現地に到着しそうです。

 

1点だけ、最初にクリアしなければいけないのは、

日本側のサポートとして、書類の準備でしょうか・・。

成分分析表や、製造工程表、原産地証明(場合によって)が必要となる気がします。

詳細は、もう少し現地サイドの通関について調べてからですね。

 

インポーターの免許も揃っているので、

具体的にプロジェクトを開始する下準備は整ったと思います。

 

やはり1つのプロジェクトを具体的にするのは、

ファーストコンタクトから半年~1年はかかりますね。

 

大阪か神戸の港がベストなのか?

それとも地方の港からもダイレクトに台湾へ行く船があるのか?

ここら辺はもう少し調べる必要がありそうです。

 

南に位置する国なので、ドライコンテナではなく、リファーコンテナが良いでしょうね。

ある程度の輸送コストも確認する必要があるので、何社かの業者に見積もりを取ってみようと思います。

 

まだまだ輸出相手国を増やしたいと思っているので、積極的に頑張ろう!

ベトナムへの日本酒輸出・販売?

ちょっと前にお会いした、酒業界の方がベトナムへの日本酒の輸出に関するお話をしていました。「輸出したかったけど、うまくいかなかった・・。」と。

 

ベトナムは今現在すごい勢いで経済が伸びてきているとよく耳にしますが、まだ日本の食品や商品は高価すぎて一般人には遠い存在のようです。これは、平均収入をみてもわかると思います。100万~200万ドン(6800円から13600円)ぐらいと聞いたことがあります。ちょっと前にTVで、多くても3万円ぐらいと見た気がします。

 

そこの現地人に1本3000円~4,5000円近くする日本酒を販売したいといっても、ちょっと難しいかもしれません。どちらかというと現地に滞在している日本人や、外国人旅行者を対象としたホスピタリティー関連、富裕層へアプローチができる販路があれば、形になるかもしれませんね。

 

まだまだ日本酒の普及が未開拓な国だと思うので、反応が面白いかもしれませんね。まずは良いインポーターとつながり、販路を開拓する事が先でしょうか・・。

輸出の手配でバタバタ

今日はアメリカのインポーターへ発送する

10ケースの手配などで頑張った一日でした。

 

まずは、倉庫までちゃんと荷物が届いたかの確認。

っと思ったら、1つの蔵のケースがまだ届いていない!?

との事。

 

昨日届いているはずなのに・・・。

 

で、蔵元に連絡し、トラッキングして頂いた所、やっぱり昨日の15時には

届いているそうで・・。

 

で、もう一度倉庫の方へ確認を取って頂いたら、無事に発見されました。

「ふぅ~」って感じです。

 

確認が取れた後、今度はFDAへのPN登録。

これも慣れたもので、すんなりと出来ました。

1つだけ危なかったのは、インポーターの住所が新住所に変ったので

そこだけ見過ごす所でした。でも、先月も送った時に修正した箇所だったので

すんなりできました。後は、システムの登録情報を書き換える必要がありそうですね。

 

後は輸出関連の書類一式を通関の担当者に送って・・・

と何とかスムーズに行きました。

 

最後2枚ほど書類を蔵から届くのを待って

明日、速達で通関担当者に送れば完璧です。

 

良い感じです。

輸出している蔵元は光も影もある

昨日参加した会で、直接蔵人とお話をする事が出来たので貴重な情報を得る事ができました。それは、やはり「光と影」の存在。たまに試飲して味が気になったり、海外を意識しているような販促物を見つけると、僕はその蔵人とお話をします。

 

今回聞いた情報では、

  • 蔵人: 「数年前から輸出プロジェクトを他の蔵数社と始めたんです。」
  • 僕: 心の中で・・・、近隣の蔵数社で始めたって事は・・・きっと今は・・・。「なるほど。それで今現在、1回の輸出で何ケースぐらい出しますか?」

  • 蔵人: 「20ケースぐらいですかね・・・。最初は1パレットとかあったのですが・・・。」
  • 僕: 心の中で・・・、思ったとおり。「数ヶ月に1回20ケースだと、あまり商売になりませんね?」
  • 蔵人: 「ええ、他の蔵は伸びてるようですが。 でも、良いんです。うちは海外に力を入れていないんで・・。」

 

こんな話のやり取りがありました。

 

なぜか同じエリアの蔵元で一緒になって赤信号を渡ろうよ!みたいな活動をする蔵元さんがいます。他の地域でも過去に同じような事例はありますよね。最初は自分だけで海外展開するのは難しいしリスクがあるから・・・という考えで、県内の酒造組合のメンバーと群れる。

 

その場合、最初は良いんです。後が問題になることが多いようです。近隣で一緒に出るので、インポーターからすれば味が似てしまい、一蔵、一蔵の味の特徴をつかめなくなっていまう。結果、そのグループの中の商品でもラベルの見栄えが良い、コスト的に良い商品への注文が増え、そうではない蔵元の注文は減ってしまう・・・。

 

注文が減った蔵元からすれば、プロジェクト自体の魅力が当初に比べると下がってしまう。結果、「うちは海外に力を入れていません」って事になってしまう・・。

 

1200近くある蔵の中で、海外市場で売上を伸ばしている蔵は数社ありますよね。業界の人なら、誰でもそんな話は知っているし、無視できない話題です。近隣の同業他社と群れるメリット、デメリットが目に付いたお話でした。やはり、生産者とエージェントの関係がとても大事なんだなと感じました。

14蔵元による「春の目聞き会」

寺田さんからのお誘いで、21回目を迎える「春の目聞き会」に行ってきました。

場所は、東京駅近くのKKRホテル。

 

14蔵元が集まり、商品の味わい、蔵の考え方を聞く事が出来る会です。

11時からは、全ての蔵元のプレゼンもあり、貴重なお話を聞く事が出来ました。

 

 

この会のユニークな所は、3部屋に分かれているのと、

パーテーションで1つ1つの蔵元のブースが分かれている所です。

ですので、じっくりと利き酒もでき、そして個別にお話をする事が出来ます。

かなり充実した時間を過ごせる、画期的な運営方法ですね。

 

こちらは吉田さんのブース

期間限定の酒も用意されていました。

 

今のシーズンでお勧めの酒もありました。

 

 

さて、会のオープニングのプレゼンを聞いていて、「何か良さそうだな」と直感的に感じた蔵元さんがいたので、1番最初の試飲と、締めの試飲もそこのブースに足を運びました。

 

親切に説明もしてくださり、そして今日色々と利いた中でも海外で受ける味を出しているなと思った蔵元さんでした。それに9代目となる若い蔵元さんだったのが好印象でしたね。現在500石(こく)の生産量だそうです。そして、これから攻めの姿勢で活動していきたいと言っていたので積極的な姿勢が良いなと感じました。

 

今回は、良い日本酒との出会い、そして蔵元さんとの出会いがあったのでとても充実した時間を過ごす事が出来ました。

海外発送の送料の違いは、激しすぎるので注意が必要

近々、試飲用配布サンプルとして

300ml30Bottleを10ケース送ります。

300本ですね。

 

で、見積もりを取りました。

  • FedExは約42万円
  • 日本のあるFreight会社さん 15万円 (ほ~FedExよりだいぶPrice Down)
  • フランスのあるFreight会社さん 12万円 (驚き!)

 

今まで1箱程度を送るならFedExさんを使ってました、費用にして毎回3~4万円。

でも今回は10ケースなので、さすがに40万円はいただけない・・・。

 

ということで、

アメリカのFreight会社さんに決定です。

 

あとは、担当者さんとやり取りをして、荷物のアレンジメントを

しっかりやればOKでしょう。

 

来週半ばかな。

バックラベルの文字スペースが足りない!?

何回も作成しては、インポーターへ送り、

そして政府機関へチェックをして頂いていますが、

300ml用に作成している裏ラベルはスペースが少なくて難しい・・。

 

今回も、2箇所修正してほしいとの連絡がきました。

 

またちょっと頭をひねりながら作業ですね。

 

やはり印刷面積が小さいと、載せたい情報も減る、または小さくなるので頭を悩ませます。

そして規定として、FontSizeは2mm以上となっていれば、なおハードルが高い。

 

ま、最終的には、I’ll get my jobs DONE!

海外市場で売る際の、試飲サンプルの重要性

先日、近くの高島屋に入っているリカーショップに行った際に

スペイン産ワイン・シャンパンのキャンペーンを行っていました。

 

白ワインはどこの国の産地が自分の好みなのか?

と研究していた時だったので、ちょうと良いタイミング。

 

合計6本ぐらいの試飲をしました。

このシャンパンも含め3本をその場で購入。

決めては試飲して、好きな味を見つけたから。

こういうキッカケというのは、とても大事ですね。

 

今回は、

「日本市場でスペイン産のワイン・シャンパンを試飲できた」

ということですね。

ワインを知らない人からすれば、助かりますし、購入のキッカケにもなります。

 

 

同じ事が日本酒にもいえます。

今朝アメリカのインポーターと電話で話しましたが、

「2週間以内に、300mlを10ケース、合計300本送って欲しい!」

と要望を受けました。

これは、販売用ではなく、業界の人などへのサンプル配布用です。

 

インポーターの先にいる業者、それは卸売りであり、小売店、飲食店などです。

知られていない商品を流通をさせたいなら、「サンプルはとても大事」ですね。

 

最近身近に感じたことと、

仕事の内容がリンクした今日この頃でした。

300mlのバックラベル作り、かなり大変

昨日、720mlのバックラベルを作り終えた後に

300mlのラベルを作ろう!と思ったけど、

これが720mlより大変・・・。

 

スペースが足りない。

 

最低限の情報を載せるだけなら、ギリギリ入るけど、

エクストラ情報がある場合は、ちょっとラベルが小さすぎ・・。

 

レイアウトと、載せたい情報の工夫が必要ですね。

 

なんとかラフ案は出来たので、後はTTBが何と言うかですね。

無事に審査を通れば良いですが。

URL: http://www.ttb.gov/labeling/index.shtml

 

Requirementsは満たしていると思うので、大丈夫だと思いますがね。

1発で4ラベル全部が通れば最高だな。

フロントラベルも合わせれば8枚か!