春の目聞き会で、各地域の酒をゆっくりとテイスティング

3月後半~初夏までは、酒のプロモーションイベントが沢山あります。こういったイベントに行くと、積極的な姿勢の蔵元さんと情報交換が出来るので、とても良い勉強になります。それと、輸出関連でお世話になっている蔵元も出展しているので、挨拶もしたいですしね!

 

今日は、東京駅近くのKKRホテルで開催された「春の目聞き会」に行ってきました。 この会は14蔵が集まり、ゆっくりとテイスティングが出来るのと話が出来るのが特徴です。

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最初の約一時間は、集まった蔵元の今シーズンの酒についての話や、今後の展開予定などを参加者の前で紹介します。

 

「うちは昔ながらの製法を守り、殆どを手作業で行い、なるべく機械に頼らない造りをしています」

という蔵もあれば、

「近々、OOOOという機械を導入して、更に造れるよう体制を強化します」

という蔵もある。

 

消費者は、どっちの姿勢の酒を欲しがるのだろうか?

そして、どっちの姿勢の会社が繁栄していくのか?

と考えてしまいますね。。。

 

  • 守る
  • 発展させる

事業を創業した人間は、守るものは無いので発展を目指す姿勢が当然だろうし、事業を引き継いだ人間は、事業を守り次の代に渡したいと考えるのかもしれない。2つの考えがあって、奥が深い。個人的には、300年前の造り方を守っても、当時と同じ味は出ないと思うので、とにかく現状の環境に適応する動きが大事なんだろうなと思いました。

 

今回は吉田さんのところの杜氏さんも来ていたので、一緒に写真を撮影させてもらいました。

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ブースはこんな感じで、ゆっくりと試飲出来るのが良い感じ。たまに大勢の人が殺到するイベントもありますが、結構バタバタしちゃって情報交換が出来なかったりするので、こういったスタイルのイベントも好きです。

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土井さんのブースにもご挨拶に。

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こちらでは、同じ酒でも火入れの仕方は3パターン分けたものを用意して、比べることが出来るようになっていました。こういった選ばせ方って、とても重要だと思います。人の反応がみれるし、良いマーケティング調査にも使えるはずです。

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 「ロの火入れが海外向けにお勧めです」と言っていましたが、僕は個人的にハの香りが好きでした。酒の香りも色々あるので、僕はEarthyな香りは低めが好き。でも、もしFruity系の香りの場合なら、それなりに主張がある香りが良いかも。一度に3つも比較出来るなんて、貴重な機会ですね。

 

七田さんの所にも、ご挨拶に。

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相変わらずお忙しい感じで、色々な参加者が試飲や話をしに足を運んでいました。七田さんのラインナップの中で、僕が個人的に好きなのは緑ラベルの純米酒です。香り・味もハッキリしていて、海外の人にも特長が分かりやすいと思います。

 

主催の寺田さん。

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去年紹介して頂いた蔵の酒を、実際に今現在輸出に向けてプロジェクトを進めさせて頂いております。そういったご縁に感謝です。

 

今回のイベントでは、蔵元さんのスピーチで色々な話を聞くことが出来たのが一番良かったです。引き続き色々なイベントに参加して、海外のインポーター好みの味探しを積極的に行います。


投稿日: 作成者: Yoshi Nakano

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