2月23日~3月3日まで約1週間近くアメリカのインポーターの所へ行き、現地で酒のプロモーションを行ってきました。今回はその時のイベントの様子をお知らせします。
このイベントは、インポーターが自社倉庫で毎年開催しているイベントで、主に取引のある卸売会社、小売店、スーパーの酒類担当者、飲食店、Bar、etc..が参加するイベントです。全米中から集まってくる、業界の人限定のイベントですので、一般人は入る事が出来ません。ですので、試飲に来られる方は一般の酒好きとかではないので、直ぐに商売に直結する、かなり重要なイベントです。
ワインメーカーはフランス、南アフリカ、南アメリカ・・・等々と、これまたメーカーも世界中から集まっています。そして、大人気の地ビールの展示も行っているイベントです。
こちらは、Craft Beerセクション。
この数年で爆発的な人気となり、インポーター自身も去年78000ケースを売ったそうです。
Craft Beerへの注目度はこのイベントでもかなり高く、数多くの方々が試飲をされていたのが印象的でした。
日本酒部門では、弊社が輸出している月山の吉田さんを連れ、プロモーションをしました。
SAKEブースは、会場の真ん中に用意してくれたので、かなり目立ちました。インポーターが去年日本に来た時に築地で買った赤提灯が…、さらに目立ちますね。。。
日本酒の試飲をされる方も熱心で、一つひとつ、味見をしながら、自分の店で扱いたい味を探していました。やはり業界人は、一般人とは異なる目線で商品探しをしていますね。一般人の試飲では、「自分好みの味」を探す人が多いと思いますが、業界人の試飲では、「売れる商品か?」をポイントに商品探しをしていました。そうなってくると、味、価格、パッケージ、納入数量等の条件がポイントとなってきますね。
吉田さんも、皆さんの質問に耳を傾け、自社商品ばかりを宣伝せず、「日本酒について」を分かりやすく説明されていたのが、印象的です。
気づいたら僕はこんな格好になっていましたが、輸出している他の銘柄も積極的にプロモートしました。
今回の業界向けイベントに参加してみて:
- 味をみてもらう事がまず一番大事(味見をさせるのもコツが必要)
- 商品は勿論、「日本酒を説明出来る事」も大事
- 商談のテンポが早い(参加出来た者が味わえる旨み)
- 売った後のフォローアップが大事
- 販促ツール、資料等を渡す事が大事
などなど、色々と学べる事が沢山ありました。
今回、資料を10ページぐらい用意して皆さんに渡したのですが、好評で何回も増刷プリントが必要となりました。どんな資料だと海外の業者にうけるのか??というポイントを理解していないと、的外れな資料となるので、こういったポイントを抑えながら資料を用意するのが大事ですね。去年の11月に同行営業をしていたので、今回、その時の経験を活かすことが出来ました。次回はもっとレベルアップして、更に良い物を用意したいと思います。
最後に:
こういったプロモーションで感じる事ですが、とにかく語学が出来ないと話になりません。
最近、日本酒の輸出に興味がある…という相談が多いのですが、まずは自分達で現地で営業出来る程の体制が整っているか?整っていないのであれば、どうやって整えるのか?を考えるのがポイントとなってくると思います。輸出してお終い…ではないですからね。。。