お世話になっている京都の蔵元さんと打ち合わせ

今日は、お世話になっている京都の蔵元さんの2名の方々が、横浜までおこしになりました。

実際にお会いして話が出来ると安心出来るので嬉しいですね。

 

今現在進めている追加ラインナップの件の話をしたり、

先日のアメリカでの話、来年2月のアメリカでの酒プロモーションイベントの話等の

打ち合わせをさせて頂きました。

 

今後、社長さんの息子も海外営業部の一員として一緒に動いてくださるとの事でしたので、

色々と良い話が出来ました。

 

 

今現在、海外に輸出出来ていない蔵元さんは、商品の提案の仕方が「日本国内のやり方」をそっくりそのまま海外に当てはめようとするので、インポーターに選ばれにくい・・・という問題がある事をお伝えしました。

 

なんでこんな事が言えるのか?と言いますと、今現在弊社にオファーが来る蔵元さんとやり取りをしていると毎回感じる事があるからです・・・。細かく言えばきりが無いですが、「勿体無いな・・・」と思う事は多々あります。

 

基本的に後発の場合は、

「どうやったら競合他社から抜き出て、選ばれる事が出来るのか?」

をテーマに考えて、物事を進めないと、いつまで経ってもチャンスを物に出来ないと思います。

この位のボリュームを輸入業者に選んでもらえるには、

それなりの戦略で物事を進めないと、実現しないのは事実です。

蔵元の立場でも、ケース数は少なくても1回100ケースぐらい出ないと、あまり商売にならないですよね。

年間50ケース・・・とかだと、あまり旨みは無いはずです。

 

例えば、

「なぜ、海外市場に向けて輸出するのに、日本国内と同じ価格提示なのか?」

これは僕がいつも疑問に思う事です。

 

国内価格で出す事が良い、悪いと言っているわけではなく、

なぜ、提案する時は”その価格なのか?”

がポイント。

 

  • 自社の利益が一番優先順位だからなのか?
  • この価格が海外で売りやすい価格だろう・・・という狙いからか?
  • 国内価格と全く同じ提案価格を出したいからか?

 

どれを選んだとしても、その取ったアクションに理由がないと戦略的ではないですよね。

 

オファーの数を多く出せば、どれか引っかかって、ラッキーがあるだろう!

と思っていては、何年たっても自分の目指す目標が叶わないと思いませんか?

 

実際に、僕の所には

「他社ルートで出しても、ボリュームが出ないからEPZに扱ってもらえないか?」

的な話も多々あります。

 

でも、

やり方が同じであれば、後々の結果も同じようになるはずです。

 

Long Termでプロジェクトを考えるのであれば、

  • 国内のローカルエリア向け戦略
  • 都市部向け戦略
  • 海外市場向け(地域別)戦略

が存在して、良いはずです。

 

”あいまい”にやってしまうと、勿体無い気がします。

 

 

ま、

そんなこんなな話を2時間シェア出来て、お互いが「納得」という打ち合わせでした。

 

一歩先に出ている蔵元は、最初の一歩を踏むのは大変だったとしても、

二歩目、三歩目のステップを踏むのは、これから初めての一歩を踏む競合他社より有利だと思います。

 

だから・・・、

2012年12月現在、海外進出に出遅れている蔵元は戦略的に動かないと”差が広がるばかり・・・”、

と常々思っています。

 

どの市場も競合他社がいっぱいで、切磋琢磨している訳で、

その市場でやってくには投資(行動・時間・お金)をしないと、結果は出ない。

 

そういった意味でも、今以上にもっと活発に動こうと思いました。

では!


投稿日: 作成者: Yoshi Nakano

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