今回の酒蔵見学ツアー4つめの蔵は、島根県の李白さんを訪問しました。
松江市の街中には、桜の名所としても有名な松江城があります。僕が到着した時期は、後1週間ぐらいすれば、桜は満開かなという感じでした。おしい!城下町の風景も素晴らしく、町全体を上げて整備をし、観光業に力を入れている様子がとてもよく分かります。去年の2月に来た際は雪が降っていましたが、3月後半の今回はとても暖かい気候でした。前日の夜遅くに京都から松江入りし、朝一に李白さんの蔵へ来ました。
休みの日なのに、わざわざ田中社長に来て頂いて、本当に感謝してます。
写真右の月山・吉田さんとは同じ島根県内の若手蔵元として、お互い親交が深いようで、2人が揃うと漫才をしているみたいに楽しい時間が流れます。ちょうど3人とも30代で年が近いという事もあり、色々とオープンに話が出来たのが良かったです。特に田中社長は、海外への酒プロモーションに積極的に行っているので、今までで良かった展示会の写真を見せてくれたり、面白かったエピソード、今後やってみたい事などを教えてくれました。貴重なお話なので、直接聞ける事が出来て嬉しかったです。
蔵の中も案内してくれて、和やかな時間を過ごす事が出来ました。
麹室のサイズの大きさにはビックリです!
ちょっと無理を言って、作業をしている風にしてもらいました。気さくに応じてくれるところが性格が良い感じですね。
若手経営者目線の話
僕が田中社長と話をしていて思った事は、若さとは関係なく、かなり経営者マインドで物事を考えている事。設備や、造り、プロモーション、どの分野にも積極的な資金の投資と、行動の投資、時間の投資をしている様子が分かりました。
あと、前向きで明るい性格。Easy goingな性格のようなので、1つの事が駄目だとしても、次、次!と積極的に前に進んでいくタイプの人のような気がしました。それに、パソコンを使って見せてくれた写真を見ると、回りの先輩蔵元にも楽しく接してもらっているようです。何だかんだ言って、Socializeってのは商売で重要なので、人とコミュニケーションが取れるのは重要ですよね。
話をしていて、凄く納得できる一言をいっていましたね。
「英語が出来ないから、海外市場に行けない・・・は言い訳。」
「息子の代なら、やってくれる・・・は、押し付け。」
僕は英語が話せなくても海外に乗り込んで、大学を卒業するまでやったので、この話は本当に共感出来ましたね。
- 英語が出来ないなら、身に付ければ良いだけ。それか出来る人を入れると良いだけ。
- 誰かに押し付けるのではなくて、自分で悪戦苦闘すれば良いだけ。
- 効率を手に入れたいなら、買えば良いだけの話です。
蔵を見れたのも素晴らしかったですが、色々と話をして充実した時間を過ごせた蔵訪問でした。