佐賀県の天山酒造さんの蔵見学をさせて頂きました。「天山」、「岩の蔵」、「七田」とセグメント毎にブランド名も使い分けて展開している蔵元さんです。シンガポール向けのプロジェクトでお世話になっております。
今回は吉田さんの運転で島根県から佐賀へ車で5,6時間かけて来ました。到着するなり、このきれいな風景を見たら、テンションが上がります。蔵の奥には山が連なってますし、手前には川が流れています。
到着して直ぐに、先日TVで放送されたという蔵の紹介VTRを上映してくれました。4日もかけて取材・撮影された動画で、そのクオリティの高さに驚きました。そのVTRでは、今現在の天山酒造に至るまでを細かく説明し、僕自身蔵の歴史や歩んできた道を知る事が出来て、とても勉強になりました。
VTRが終了して、蔵見学のスタートです!
七田さんの蔵は、きれいにOrganizeされているのは勿論ですが、ディスプレイ上手だな~という印象を持ちました。ライトアップ等も上手で、これから始まる蔵見学がワクワクする感じがあります。
蔵に入って直ぐにある利き酒Barが良い感じです。英語の書もユニークですね。
蔵見学をさせて頂いて、「凄いな!」と思ったのが、この温度管理システム。なにやらケーブルやボタン、チップみたいなものがギッシリと詰まっていますが、「これ、うちの杜氏さんが作ったんよ!」と説明してくれました。機械系に強い方らしく、こういったハードウェアのシステムを自分達で作る事が出来るそうです。このシステムのお陰で、タンク内の温度を把握する事が出来、温度調整も出来るそうです。
蔵はとても広く、そして歴史を感じさせる箇所が色々とあります。2,30年前に造られた建物の場合は、コンクリートのものが殆どだと思いますが、この蔵は木製です。ですので、タンクの上を見ると、木の天井があります。
ちょうどタンクの上の2階部分はこの様な感じになっています。床にあいている穴からは、タンクの口が見ることが出来ます。
2階からタンクを覗いてみると、こんな感じです。タンク内では発酵が進み、活発に泡が上がってきていました。
そして、絞りたての生原酒を頂きました。力強い、インパクトがあるお酒ですね。一通りの製造プロセスを見て試飲すると、特別な気持ちになりますね。酒蔵見学の楽しい瞬間です。
その後は、市内のお勧め居酒屋に行き、一緒に食事とお酒を楽しみました。
生きたイカの刺身は初めてだったのですが、柔らかく、透き通った身が美味しかったです。また、佐賀の醤油が結構甘くてビックリしました。地域地域で、味わいの違いを知る事が出来るのは楽しいですね。
吉田さん、七田さんのお陰でとても充実した時間を過ごす事が出来ました。七田さんのお酒も積極的に海外市場へ提案していきたいと思います。