新潟、恩田酒造さんの蔵と田んぼを見学

酒造りと米作りの両方に力を入れている、

新潟の恩田酒造さんの酒蔵を見学させて頂きました。

 

このスタイルを聞いて、以前耳にした事がある6次産業という言葉が頭に浮かびました。

貴重な機会ですので、酒造り以外にも、米作りについても色々と聞かせてもらいました。

DSCN6719

 

僕の事務所がある横浜市や、住んでいる鎌倉市では田んぼを見かけることがありません・・。

 

でも、自分が青森の田舎に住んでいた頃は、よく田んぼを見ながら自転車を走らせたものです。

ですので、田んぼが見れると、昔を思い出してしまいテンションがあがります。

 

 

DSCN6698

恩田さんは、自分で一本 〆や五百万石を育て、その米を酒造りに使用しています。

そして、蔵の後ろに田んぼがあるので、その場で色々なお話を聞かせて頂きました。

 

 

DSCN6704

8月の終わりの頃の稲穂を手にとってみると、結構ズッシリとした重みを感じます。

日の当たり具合によって、緑色~黄金色のような色になります。

そして、場所によっては、稲刈りが始まっていました。

 

DSCN6714

恩田さんが大事に作られている酒米は、こんな感じに育っていました。

葉はシャキっとし、薄い緑色~黄色。

 

 

DSCN6709

殻を取ると、こんな感じの玄米になっていました。

恩田さんは、さらっと殻を割るのですが、僕は1分くらいかかったかもしれません・・。

やっぱり慣れている人は、早いですね。

 

米の収穫はもう直ぐのようです。

 

 

地震から立ち上がった酒蔵

 

2004年10月23日(土曜日)17時56分に最大震度7を観測した大きな地震があったそうです。実はこの時は、僕はまだアメリカの大学にいたので、オンタイムで被害の大きさを目の当たりにはしていません。海の向こうからインターネットのニュースで読んだ程度でした。

 

恩田さんの話によると、地震が起きた時は辺りも暗くなっていた為、物事を確認するのが大変だったとの事。確かに、暗闇の中で大きな地震が起きたら、地震の怖さは更に倍増しますよね。

 

特に長岡は地震の揺れが大きく、酒蔵は大きな被害を受けたそうです。

酒造りシーズンが本格的に始まるタイミングでの地震だったので、想像するだけも恐ろしいですよね。

 

DSCN6682

地震の後から立ち直すには、とても大変だったそうですが、恩田さんのお酒を好きな方々や、まわりの皆さんのお力もあって蔵を再建する事が出来たそうです。

 

DSCN6680

僕が見学させて頂いた蔵は、震災の後が見えないくらいキレイな状態でした。

 

恩田さんの酒は、米の味をよく引き出している酒という印象があります。

そしてスッキリとするDryな口当たりも特徴的です。

 

夜は、長岡市内のお店に行き、お酒を飲みながら沢山のお話を聞かせて頂きました。

DSCN6768

 

こちらのお店は、新潟以外の酒が色々あって面白かったな~。

マスターが凄い酒への熱意がある人で驚きました!

 

お店で楽しそうにマスターと酒の話をする様子や、他の地域の酒も色々と飲んで

味の研究をされる様子が、酒造りへの熱意を感じられる一面でした。

 

とても素晴らしい時間を過ごさせて頂き、感謝です!


投稿日: 作成者: Yoshi Nakano
使用した タグ: ,

【前の投稿】・・・
【次の投稿】・・・